盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
秋田県の湯沢市三関のサクランボ。
6月の下旬は佐藤錦。
Moonlight Becomes You · Eddie Higgins Trio
今年2度目の小嶋農園さんから、
たっぷり買ってきた紅秀峰。
3Lと2L。
ここ数年、小嶋農園さんに行った。
色々なことを教えてもらった。
低山ながら急斜面の山を背負い、
小さな勾配のある扇状地が連坦。
水はけが良い。
西向きなので日照時間も長い。
一キロほどの長さなのだが、
南と北でも違うこともあるそうだ。
色々な作業の工程を経て、完熟で摘まれる。
そして、朝から宅急便で全国へ。
あれこれ思い出しながら食べている。
大きさは、言うことなし。
たっぷりの果肉は密度が濃い感じ。
申し分のない糖度。
食べた後、喉元に甘さが残る。
そして何より見事な紅色。
大地の恵み紅秀峰の素晴らしい輝き。
ブログを書きながらも手が止まらない。
部屋の中を動く時も持ち歩く。
口に入れる都度、満足感は広がり、
その分、紅い宝石は少なくなっていく。
窓際に置いて外を眺めながら、また食べる。
自然の紅の美しさに見惚れる。
小嶋農園の息子さんが話していた。
奥さんが、砂糖を入れずに、
サクランボのアイスクリームを作るという。
お母さんも話していた。
手伝いに来る皆も売り物から外れたサクランボで、
ジャムや焼肉のたれを作るそうだ。
とうとう残り少ない。
でも、まだ別のパックがある。
限りはあるが、この味をあちこちに届けるつもり。
「サクランボは生きてるから」
とは、お母さんの名言。
サクランボを通じて育む人を知り、
ますます味の深さを知った初夏。