盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
嬉しいメールが届いた。
6月20日から23日まで、田苑の中華そばが復活すると予約の案内。
食べられるかもしれないという話は本当だった。
まだ舌が味をしっかり覚えている。
23日の最終日に行った。
幟もオープン、クローズの目印もない。
ドアを開けると店主、Aさんの「千葉さん~」
券売機でチャーシュー麵とトッピング。
カウンターの空いている席に座った。
しばらくして麺のゆで切りの音。
きたきたチャーシュー麵!
Angel Face · Bill Evans · Jim Hall
トッピングの白髪ねぎ。
やわらかい極太メンマ。
一気に全部のせ!
最後のチャーシュー麺。
営業していた時のとは違い、どでかいチャーシューがど~ん!
どんぶりの半分ほどもありそうだぁ~
比内鶏を使ったスープ。
喉元を過ぎると甘味が残る。
これが、たまらない~
田苑ならではの味だ。
チャーシューは、箸で簡単に割れ、いい食感。
肉の旨味を存分に味わう。
白髪ねぎを時々スープに浸して口に入れる。
一度、すっきりしてまた麺とチャーシュー。
いい感じだ~
ツルツルと喉ごしのいい麺、なんだか懐かしい気がする。
最後の最後も完食!
四日間、予約だけながら中華そばを作り、お客さんに食べてもらう。
「やっぱり、楽しい~」とAさんは無邪気に笑う。
「それでも、閉めるんですか・・・」と聞いた。
「もう券売機も売ります」
「なくても営業はできますよね」と言うと一笑に付された~
コロナ禍で頑張ったものの、
光熱水費の値上がりなどを考えると厳しいという。
次々に食べ終えた人が感謝の言葉を残して店を出て行く。
何かの機会にまた作って欲しいものだ。
「盛岡食いしん爺のファンなんだって」
と店のスタッフさんを紹介された。
「ブログを楽しみに読んでます」の言葉。
とても嬉しいものだ。
「冷風麺は、家に来たら作ってあげるよ」と笑う。
旦那さんにもよろしく、と言って店を後にした。
田苑は以前、焼酎で知られていた。
たぶんその名の由来の焼酎「田苑」。
いつか前の場所でやっていた時の話をしたりして、
冷風麺が食べられたらうれしいものだ。
また、何かしてくれそうな期待を胸に仕事へ向かった。