盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
6月20日、体育館は暑かった。
太陽がトタン屋根を熱くする。
ドアや窓は勿論、電灯をつけカーテンを閉める。
入っただけで汗が滲む。
その中で、コートを走り回る。
午後1時から5時まで。
水とスポーツドリンクとバナナ。
3時には冷たい缶コーヒー。
ペットボトルが次々空になる。
着替えた数枚のTシャツが重い。
体育館を出て見た白の立葵。
All I Do Is Dream Of You (Remastered) · Stacey Kent
<音楽が出ます、音量に注意>
花がてっぺんで咲くと夏が来る。
とおばちゃんから聞いたと話していた人。
元気で仕事を頑張っているらしい。
事務所に行き、PCを開いたまま閉じていた瞼。
スマホが震えて眼が覚めた。
「ちょっと食べながら話そう~」
二つ返事で了解。
「どこがいい?」
「中華にしましょう」と答えた。
待ち合せは中国料理「空」。
久し振りだ。
中に入ると、二組の客。
メニューを見ていると次々とお客さん。
個室の方へ行く家族も。
まず、クラゲ。
いただきます!
コリコリの食感の後に微かな辛味。
普段は黙々と食べるが、気になってスタッフに聞いてみた。
このいい感じの辛みの正体は辣油と山椒油だった。
あっさりとして喉ごしに残る小気味いい辛味。
さて、次はスープ。
五目入り四川風辛味サワースープ。
メニューを見て惹かれた。
香りがいい、見た目も綺麗で二人でもたっぷり。
身体が喜ぶ。
色々なものが入っていて辛味も心地良い。
これ、美味しい!
続いて春巻き。
皮がカリカリ、パリパリでお菓子のようだ。
中の餡が美味しい。
野菜と刻んだ肉にも味がついていた。
皮と餡の食感が全く違うのに纏まっている。
向かいの人が、「一本ずつじゃ物足りないなあ~」
でもまだ出てくる。
蟹と卵のふわとろ炒め(カニ玉)。
「芙蓉蟹養蛋」とも書いてあった。
ふわふわの卵としっかりと蟹の風味。
中に野菜もびっしり。
二つの主役を引きたてる餡がまた憎い。
甘酸っぱさが丁度いい~
「空」には久し振りで来たが、
ますます美味しくなった気がする。
思いは向かいの人も同じ。
味のバランスがよく、餡も残したくない~
二人ともご飯が欲しくてたまらなかった。
黒酢の酢豚(スペアリブ)。
黒酢餡の酸味が丁度いい。
骨についた肉の旨味。
タマネギを敷いていた。
夢中で、食べていると、仕事の依頼。
「ご馳走しますよ」ときた。
箸を持ったままも「了解」と言ってしまった。
「で、締め切りは?」
「今月中」とあっさり言われた~
最後は広東風焼きビーフン。
前に食べた記憶がないほど久々のビーフン。
ニラ、ニンジンや肉などビーフンと絡まるように切ってある。
「こりゃあ美味い」と向かい。
二人で丁度いい量。
子どもの頃、母が作るビーフンが好きだった。
細くてコシがあり、独特の食感。
自分的には、あまり具が多すぎても少なすぎてもダメなのです。(笑)
ビーフンが絶対的な主役でいて欲しい。
これは次回も食べるだろう。
向かいの人が「美味しい~」と言いながら、
「ビーフンってどこの食べ物なんだろう?」
二人で調べてみた。
なんと中国の秦の始皇帝時代が起源。
「紀元前からなんだ!」
中国の北方で米に慣れていない人向けに、挽いて麺にして食べたと書いてある。
消費量では九州が多く、続いて中国、四国、関西だった。
東南アジアなどから引き揚げた人たちが、
「ビーフン」の味を忘れられず、食べ始めたらしい。
「盛岡の冷麺やじゃじゃ麺と同じなんだ~」
今では、ヨーロッパ、アメリカなどでもグルテンフリー食として人気らしい。
たっぷり食べて大満足。
一緒の人は、いきつけの店に行くと言い、夜の街に消えて行った。
私は、帰って今月末までの仕事の段取り。
22日は、もう夏至。
立葵はてっぺんに向かう。
「あ~ もう今年も23日から日が短くなりだすんだなあ~」
なとど思う帰り道。
盛岡市菜園2-5-13
中国料理 空
中国料理 空(@m.chinesekuu) • Instagram写真と動画