盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
初めてのカフェ。
東京でひとり暮らしを始めた頃、
喫茶店やレストランに入る時に、
様子や値段を気にして緊張したなあ~
入る前に財布の中身を確かめたもの。
いつの間にか、自然にドアを開けるようになっている。
勿論、高級そうな店には少し気合がいるけれど。
雫石町の温泉に行く時、よく通っている道。
看板を見ては気になっていた。
先日も温泉に向かっていた。
3時半頃に看板の前を走った。
いつもより1時間は早い、寄って見よう。
Dramma della gelosia (Titoli) · Armando Trovajoli
年を重ねて気がついた。
いつかと思ううち、時が流れてしまう。
気になるもの、してみたいことは出来るだけトライしたい。
雫石町「山ぶどう農園 カフェ 野の香(ののか)」。
鼠のオブジェと猫ちゃんがお出迎え。
「こんにちは」と行ってみたら、一瞬、目が合ってそっぽを向かれた~
テラス席もあり、カップルと女性2人がゆっくりしていた。
中は重厚で太い梁。
ちょっと想像と違った。
窓際の席はカウンター。
「いらっしゃいませ」
聞けば、窓の外のブドウ農園で収穫したブドウジュースがお薦めらしい。
春や初夏が似合う店だ。
この農園の山ぶどうジュース。
濃い紫を見ていたら、漢字の「葡萄」が似合いそうだと思った。
山葡萄ジュースの3種の飲み比べを頼んだ。
「野の香」は、ひと言で言うとまろやかで飲みやすい。
「紫紺のしずく」は、いい感じの酸味がきいている。
「月山」甘くて濃厚。
色も違うが、はっきり味も違う。
行ったり来たりして飲んでいると、
酸味もいいと思い、
甘味があるジュースにも手が伸び、
また、喉ごしが軽い感じで飲みやすい「野の香」に戻る。
まさか、今日、山葡萄の色々な種類を味わえるとは考えもしなかった。
時間に余裕を持つと寄り道もできる。
車の窓からの景色も違って見えたり、
気になっている場所によってみたりと、これは大切だなあ~
秋にかけて膨らむ葡萄を見ながら、珈琲もよさそうだ。
温泉帰りに寄るのもいいかもしれない。
そうだ、ランチをして寄り道して温泉。
盛岡へ帰り、夕飯。
そんな日は早く眠る。
いつもは、閉まる時間近くに風呂に入り、
急いで街に戻って夕飯。
新しいパターンを来週には試してみたい。
「ん?」
そのためには、午前中に仕事を片付けなくては・・・
山ぶどう農園カフェ 野の香
〒020-0585 岩手県岩手郡雫石町長山堀切野8−52