盛岡食いしん爺日記
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チャーシュー麵が食べたい!
午後から花巻で打合せ。
盛岡を発つ前に食べたい。
矢野顕子さんの曲「ラーメン食べたい」が浮かぶ。
「旨くて、熱くて、ひとりで食べたい、チャ-シューはいらない。
ネギとニンニクを山盛り」とか歌っていたなあ~
そうそう「ふじわら屋」だ!
Angel Face · Bill Evans · Jim Hall
盛岡のアーケード街「ホットライン肴町」の南寄り。
アーケード街を横切る道の西側にある。
ちょっと見つけにくい場所にあるが、地元の人気店。
1時45分にふじわら屋に着いた。
カウンターとテーブル席に小上がりがある。
時間をずらしたが、流石に人気店、
空いていたのは小上がりだけ。
靴を脱ぐのが億劫で、膝や腰もきつい。
でもチャーシュー麵が食べたい。
半ライスも頼んだ。
女性2人で店を切り盛りしていた。
てきぱきと麺を茹で上げている人と見覚えのあるおばあちゃん。
昔は、餃子やじゃじゃ麺もあったはずだが、メニューはシンプル。
チャ-シュー麵以外は中華そばとワンタン、ワンタン麺麺のみ。
お~来た!
麺を覆うチャ-シュー。
箸で一枚を口へ。
噛めばとろりと溶けてしまう。
豚肉のバラ肉だろうか、ぎゅっと凝縮された旨味。
あぶらみが美味しい!
半ライスについてくる漬物。
いい具合に、わさびの味がきいている。
食べていると、
「どうぞ」と水の入ったグラスがテーブルに置かれた。
「ありがとうございます」
と置いた人を見たら、隣の小上がりのお客さん。
カップルできていたが、
2人は常連さんのようで靴を脱ぐ前に水を持って来ていた。
冷たい水はセルフなのだ。
カメラをいじっている私を若葉マークと見たらしい。
女性が私の分を持って来てくれた。
盛岡の人は優しいなあ~
とても美味しい水だった。
また食べ始めた。
細い縮れ麺に絡むスープ。
見た感じは濃い目だが、コクがあり、
甘味のあるチャーシューと絶妙の深い関係。
盛岡の人が好む味だと思う。
行列のできる人気の「たかみや」の
スープ、チャーシューと似ているが違う。
パンチがきいている感じ。
醤油が濃く見えるが、
口にすると深いコクがあり、喉ごしもいい。
一方、やはり人気で行列のできる「中河」は、薄味で超あっさり系。
やはり開店と同時にカウンターが埋まる「はすの屋」は、
透きとおるスープながら深い味わい。
甘じょっばい系の懐かしい味の人気店、
あくまでもあっさり系の人気店、
そして若い人の好むこってり系の店も多い。
盛岡にはラーメン店が多い気がする。
あ~美味しかった。
食べたいと思った物を食べられた満足感。
靴を履いて、カップルに「どうもありがとうございました。」
と頭を下げた。
会計して店を出ると入れ違いにお客さん。
相変わらず人気だ。
花巻に向かいながら、
そう言えば、矢野顕子さんの歌詞に
「男もつらいけど 女もつらいのよ」とあった。
そんな時は、熱い旨いラーメンかチャーシュー麵がいい。
盛岡市肴町8-12
ふじわら屋