盛岡食いしん爺

<音楽が流れます、音量に注意>

 

盛岡の街中を流れる中津川の東へ。

アーケード街のホットライン肴町。

その向かいから始まる通り。

旧町名「葺出町」。

「ふくで」が正式らしいが、地元でも「ふきで」とも呼ばれている。

 

 

 

 

If · Bread

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通りには、老舗そば屋「東家」、紅茶の「しゅん」、人気のカレー店「チャルテン」

のほか「羅針盤」と言うカフェなどもあり、好きな路。

入口のビルの地下には、まち中華の「えぞっこ」も。

真ん中辺りにある東家の向かいから短い横丁がある。

 

 

愛染横丁と呼ばれ、イタリアンの「フィロ」がある。

 

 

雑誌の表紙の撮影で協力をいただいた。

が、まだ入っていない。

一度、行ったが満席だった。

近いうちに訪れるつもり。

 

 

「ワルツ」と言う素敵なカフェも。

 

 

横丁の西に「北田屋」がある。

 

 

地元では「冷たぬきそば」で知られている。

サラリーマン時代から、東家、直利庵、やまや、若園とそばを食べ歩いてきた。

当時、職場に近く、美味しくてリーズナブルな「北田屋」によく行った。

飲み会の翌日、仕事仲間と連れ立って暖簾を潜り、「冷たぬきそばの大」。

残業前にもよく行った。

間違いなく回数では一番だろう。

 

 

コロナが静まり、気がつけば5類。

今日も、わんこそば目当ての観光客で東家の辺りは混雑していた。

久し振りに見る光景にほっとする。

北田屋もひと頃は静かだったが、

この春はネクタイ族やお年寄りでいっぱいだ。

 

 

来た!

 

 

サクサクの細かい揚げ玉が、つゆに溶けて甘味が出る。

そこにわさびのパンチと海苔の風味。

箸休め的なキュウリ。

二日酔いも飛んで行ったものだ。

 

今日も「冷たぬき」の大。

テーブルも小上がりもお客さんでいっぱいだ。

相席で座る。

旦那さんも奥さんも忙しい。

店のスタッフも行ったり来たり。

北田屋では、もりそば、ざるそばを2枚を同時に頼むとお得。

そば定食もあり、ご飯と煮物がそばにつく。

中華そばも人気だ。

 

 

風味豊かで優しい味のそばは、食べ飽きない。

その日、ひとりで来たお年寄りは天ざるそば。

若いサラリーマン達は、冷たぬきやもりそばを重ねている。

食べっぷりのいい彼らを見ていると、昔の自分を思い出す。

 

 

昔のように、あっという間に完食。

つゆも飲み干した。

 

 

混まない時間に、ご夫婦と話すのも楽しみだ。

当時一緒だった先輩が来たとか山野草の話など。

 

会計しに行くと、奥さんが、

「あら、その恰好は?」と言う。

「今日は、これから運動しに行きます」。

「いいですね」~

 

 

店を出ようとして、入口の隅に咲く花。

「なんという花だろう?」

写真を撮って戻った。

「忙しいとこすいません、あの花の名前は?」

「入口の花?」

「はい」

「オダマキのピンクバージョンなの」

 

 

 

 

葺出町に戻ると、まだ、わんこそばが目当ての客で賑やかだ。

観光で訪れる人達も知らない地元で人気の「北田屋」。

自分も旅に出れば、知らない店が山ほどある。

その街で暮らす人から美味しい店を聞けたら、ますます旅も楽しくなるだろう。

今度出かけたら、思い切って地元の人に話しかけてみたい。

 

 

北田屋 

〒020-0871 盛岡市中ノ橋通一丁目3-25

 

 

 

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