盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
「火鍋姐妹(シスター)」
Duke Ellington - Take the a train
初めて火鍋と聞いた時、辛くて熱い鍋だと思った。
中国では鍋料理を総称する意味合いがあるらしい。
調べてみると、殷王朝の頃には存在し、
漢とか唐とか古い話になる様だ。
私は、花巻のシスターでしか食べたことがない。
今日で4度目。
初めて案内してもらった時は店構えにやられ、
火鍋を見て声を上げた。
連れて来た人は、みんな私と同じリアクション。
住宅街の一角に突如として現れる怪しく紅い提灯。
中に入ると、一転して明るい。
今日、連れて来た方も「これは異国情緒あふれる~」
から始まり、店の中をキョロキョロ見回し、
「お~青島ビールもある」と言い、早速注文。
美味しそうに飲む人なんです。
私はノンアルコールビールでお付き合い。
シスターでは火鍋を気軽に食べられる様に研究。
一度食べるとやみつきになる。
しばらく経つと、身体が欲しがる。
鴛鴦(おしどり)鍋に二色のスープ。
魅惑の紅と白。
仕切りの緩やかなS字カーブ。
メニューに煮る時間が書いてある。
麻辣(マーラー)スープ。
食べやすいように辛さをやわらかくしてある。
刺激の欲しい人は別に辛味もあったはず。
数多くの薬膳を使った美味しいスープ。
白湯(パイタン)スープは、コラーゲンたっぷりで優しい味。
このスープも好きだ。
スープを混ぜても美味しい。
たっぷりの野菜、プリプリした歯応えのいい木耳。
セットのほかに追加した。
初めての日にひと目惚れしたさつまいもの春雨。
これは欠かせない。
ラム肉も。
きのこも追加。
向かいでは紹興酒を飲みつつ、箸も忙しい。
きのこも春雨も美味しいと、幸せの笑顔。
〆は中華そば。
細麺にスープが絡んで言うことなし。
時々、火鍋を思い出すと、
このスープでの中華そばだけでも食べたくなる。
満足してシスターを後にした。
盛岡への帰り道、一緒の人は
「美味しかった~」
その言葉に誘ってよかったと思う帰り道。
私の中で火鍋は、きりたんぽ鍋と並んで鍋の横綱になっている。
そう言えば、きりたんぽもしばらくごふ沙汰しているなあ~
火鍋「姐妹(シスター)」
〒025-0077 岩手県花巻市仲町8−1