盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
Moanin' Art Blakey and the Jazz Messengers Lee Morgan, Benny Golson, Bobby Timmons and Jymie Merritt
楽しいひと時だった。
今宵はある仕事の打上げ。
場所は盛岡の南大通りの居酒家「里伊」。
短い路地にある。
里伊は、人気の店。
引戸を開け、暖簾を潜る。
賑やかだ。
「居酒家」とは、第二の我が家の様な店という意味が込められている。
空いている席は少なかった。
お通しを食べつつ、それぞれ肴を選ぶ。
迷う楽しさ。
私はノンアル。
今やノンアルも進化。
ビールや美味しいワインも多彩になってきた。
気分が出る。
乾杯!
西和賀町の西わらび。
やわらかく、粘り気が強いのにえぐみは少ない。
美味しい。
「牛スジ煮込み」
取り皿でシェアして色々食べられる。
とろとろっとして喉ごしはあっさり。
その秘密は白味噌仕立て。
里伊と言えば、
鶏の唐揚げのチューリップ、ラムステーキ、だし巻き玉子とえびしんじょう。
ある人が頼んだ「えびしんじょう」。
いつ見ても綺麗だ。
プリプリの食感。
出汁のきいたとろみに包まれ、野菜も美味しい。
鰹だ!
気仙産だ。
艶々のカツオは脂がのっていた。
追加して食べようかと思ったが、まだ色々と出てくる。
様子見だ。
コロナの前は遠くへ行く人の送別、
新しい人生への旅立ちの人などを祝い、よく此処で呑んだ。
「肴はカツオがあればいい」という仕事仲間ともよく来た。
彼はカツオをおかわりして日本酒を飲む。
そして、たいして可笑しくもない話でも大笑い。
何年も経っていないのに遠い昔の様に、
懐かしく感じてしまう。
そろそろ連絡してみよう。
オーナーは釜石出身。
三鉄のあくなき大ファン。
店のカウンターの上には列車の模型もある。
あちこちのテーブル、カウンターもみんな笑顔だ。
以前は何も感じなかったが、見ていると嬉しくなる。
タコ刺し。
やわらかい~
オーナーが来て、
「お~久し振りです、ゆっくり楽しんでください」
相変わらずいい笑顔。
店のスタッフも活き活きして感じがいい。
これも里伊の人気を支える一つ。
そろそろ、ご飯が食べたくなった。
スタッフに頼むと、
今はこれだけで、あと40分ほどで炊けるという。
いやいや、今宵の私にはかえって丁度いい。
ご飯も美味しい。
鯖の塩焼きも頼んで夕飯態勢。
ある人は焼きおにぎり。
釜石の醤油を使っている。
ワサビをつけていただく。
打上げなのに仕事の話はさっぱり。
食べ物の話ばかりだった。
とにかく一区切り。
たっぷり第二の家で、寛いだ。
いつもスタッフが玄関まで送ってくれる。
店の前で解散。
昔なら、「次、どこに行く」だったなあ~
居酒家 里伊〜sai〜
岩手県盛岡市南大通り一丁目10-17