盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
Kenny G - The Moment
盛岡市材木町郵便局前の四季桜。
雪の日も咲いていた。
春に梅や桜が咲き、慌てたように満開。
そして、散った。
まだ少し花が残っていた。
いつ咲いても健気に見える。
花びらは陽射しを受けているより日影が似合う。
毎週土曜は「よ市」。
4月1日に始まり大賑わいも2週続けて雨だった。
だが、買物をするには、並ばなくてもいいので都合がいい。
今日はよ市の始まる前に「菓子司 山善本店」へ。
店の中には海外の方もいた。
ニューヨークタイムズの行くべき街の52選の第2位の盛岡。
やはり、街で見かける観光客も多い。
鯉のぼりをあしらった和菓子もあった。
和菓子は四季折々の季節を食べる。
日本人は素晴らしい~
事務所の引越しは近場だったが、
挨拶の時に山善の「もちもち焼き」を持って行こうと思った。
このお菓子は、虎に因んだもの。
その昔、江戸時代に盛岡に虎がいた。
江戸に幕府が開かれて間もなく、ご存知、大阪の陣。
北国から、はるばる南部利直も幕府軍として参戦。
勝利した徳川家康が虎2匹を功労として利直に与えた。
虎を連れて奥州街道の道程は大変だったことだろう。
連れて帰り、盛岡城の南に虎屋敷を建てた。
しかし、この話があまり知られていない様だ。
「逃げ出して鉄砲で撃たれたんだよ」と誰かが話していた。
<盛岡城址の虎屋敷があったと言われる辺り>
お城をかたどった箱。
御菓子司 山善の「もちもち焼き」に決めていた。
何度かブログにも載せたことがある。
もちもちの皮に包まれたたっぷりの餡。
粒が立ち、ほどよい甘さなのでお土産やお使い物にいい。
初めて食べたのが「盛岡・花巻おみやげ手帳」という雑誌の制作中。
撮影している時、ある方から差し入れ。
皆で「美味しい!」と大好評。
急遽、追加して掲載する事になった。
袋にも可愛らしいトラ。
虎の毛皮に似せた皮は、もちもち。
御菓子司 山善 本店
岩手県盛岡市材木町2‒21
TEL 019‒622‒2618(代表)
いわて県産のブックコンテンツの販売と制作を通して
岩手県の地域文化向上発展を応援する書店
「いわてイーハトーヴ書店」