盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
AURORACOFFEEROASTERS
Casiopea - Mint Jams (1982) FULL ALBUM
4月23日、日曜日。
雫石川園地に行った。
やはり桜の花は散っていたが、樹々は紅く染まっている。
残った花びらを支えていた「がく」が、
こんなに色鮮やかだとは知らなかった。
遠目に見ると、紅い花が咲いている様だ。
水辺の方には花筏が見えた。
足元にはつくし。
寄り添うカップルの様だ。
ファミリー。
土手を歩いていると名残りの花。
よく見ると、あちこちで咲いている。
満開もいいが、大かた散った後の桜も風情がある。
冷たい風に負けず健気に咲いていた。
今年の春は、朝晩、気温がひと桁にまで下がる。
エアコンとストーブをつけている。
傾いた陽射し。
急に頬が冷たくなる。
雫石のAURORA COFFEEROASTERS(オーロラコーヒーロースターズ)へ行った。
とても小さな珈琲店。
カフェとしては奥に席があり、
豆を挽いてもらう時には、壁から取り出せる椅子で待つ。
初めて入ったのいつだっただろう。
後でブログを辿ってみよう。
国道から寄り道して盛岡へ帰る時、何度か通り過ぎた。
「何だろう?」と思っていた。
小さな看板に「AURORA COFFEEROASTERS(オーロラコーヒーロースターズ)」
の文字を見てドアを開けた。
中は素敵な空間で珈琲の香り。
スペシャリティ珈琲の焙煎をしていた。
初めてゲイシャを飲んだのもここだ。
貴重な珈琲の話を聴き、フルーティーな珈琲に驚いた。
上質の紅茶の様な味も体験した。
ドリップパックの種類も増えていた。
カフェインレスもある。
真夜中に一杯の珈琲。
近頃、よく飲んでいる。
若い頃は、何時でも気にしなかったが、
年を重ねてくると、眠れない夜は体にきつい。
動物愛護に繋がる珈琲とカフェインレスのドリップパックを買った。
ゲイシャを頼んだ。
テイクアウトのお客さんもいた。
それぞれ珈琲の色も違う。
こんなに違うとは、やはり奥が深いのだろう。
香り豊かで、フルーティーな味わい。
いい喉越し。
酸味の苦手な人が思うのと違う酸味って感じ。
色んな味を感じる。
それでいて、するすると飲んでしまう。
小さな空間は素敵で、珈琲の香りとオーナーの夢が広がる。
来るたびに進化し続けるオーロラコーヒー。
帰り道にいつも思い出す、ある方の言葉。
「夢は、どんなに小さな場所からでも始められる」