盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
<パン屋さんの「レジュイール」>
Desafinado (Remastered) · Stan Getz & Charlie Byrd
復活したバドミントン。
もう1年半ぐらい経ち、少しスマッシュも。
昔はジャンプして打ったもの。
この間、跳んでみたら打つ前に踵が床に着く。
スキーで世話になっている「スポーツ サブ」へ。
今シーズンは板のメンテンナンスもしていないがガット張りを頼んでいる。
もう十年以上も使っているラケット。
張り上がったので受け取りに来た。
指で叩くといい感じの金属音。
帰りにパンを買いに「レジュイール」へ。
サブから車で数分と近い。
おやつの時間の頃には棚は閑散としている。
トマト煮込みのひよこ豆のカレーパンはポツンと1個。
オーガニック・オートミールも置いてある。
ジャムなども並ぶ棚を見るのも楽しい。
まだ残っていたパンを見る。
気をつけないと買い込み過ぎてしまう~
いつの頃からかパンを毎朝、食べる様になった。
昔、生まれ育った一関の商店街で蒸しパンを売る店があった。
干しブドウも入っていた。
幼稚園の頃、母に手を引かれた帰り道。
蒸し器の前で、はっしと立ち止まった。
滅多にねだる事はなかったが、その日はどうしても食べたかった。
グイグイと私の腕を掴む母。
諦めきれず泣きそうになった。
後で知ったが、その時、買い物をし過ぎて財布は空っぽだったらしい。
あのパンだけは大好きだった。
学生時代はご飯と麺が好きだった。
ある日、つきあっていた子が食パンを買ってきてくれた。
翌朝、マーガリンをたっぷりぬり、
紙の蓋を開け、瓶に入った牛乳を飲みながら食べた。
しばらくして数人で代々木公園に遊びに行った。
彼女がサンドイッチをたくさん持って来た。
耳元で「今日のとは違うの、あのパンの方が美味しかったでしょ」と囁く。
マーガリンとパンを浸した牛乳の味しか覚えていなかった。
ここでパンを選んでいると、
あれこれ迷ったり、
オーナーのパン作りを見たり、
奥さんと話したり、
並ぶパンが少なくても楽しくなる。
たくさん買い込んだ。
明日の朝も珈琲とパンを食べながら、
いつ頃からパン好きになったのか、
ゆっくり想い起こしてみよう。
「レジュイール」
盛岡市前潟2丁目2-20