盛岡食いしん爺日記

 

昨年の夏、

NHKの「ふるカフェ系ハルさんの休日」で、

放映された花巻市の「茶寮かだん」。

先週に再放送。

 

 

 

 

Eddie Costa - I've Never Been In Love Before

 

 

ひときは春めいた日。

用事があって茶寮かだんへ。

南向きの花壇は宮沢賢治の設計。

今も原形が残る。

白い世界に埋まっていた煉瓦。

春の陽射しを浴びている。

 

 

クリスマスローズだろうか。

 

 

バッケ(フキノトウ)も咲いていた。

 

 

おや?

カタクリだろうか、早過ぎる気がする。

 

 

 

 

庭のあちこちに紫の花々。

パンジーも。

 

 

蜂が来たのだろう。

始まった春の営み。

 

 

茶寮かだんは旧橋本家別邸。

屋根を飾る珍しい深緑の瓦。

 

 

いつもの様に玄関で一ノ倉夫妻が出迎えてくれる。

 

 

四季を問わず、落ちつく空間。

まず結霜硝子の前に立つ。

見飽きることがない。

 

 

その日は縁側の席。

一緒の一人は抹茶と季節のお菓子。

 

 

水仙だ。

 

 

庭の水仙の蕾が膨らんでいた。

明日にも咲きそう。

奥さんも早いと驚いていたが、一気に春。

桜便りも北上中。

北国ではゴールデンウイークに入っても見られた桜。

近年、その頃には葉桜。

 

 

もう一人はシャインマスカットのシャーベット。

爽やかな香りが広がる。

美味しそうだ。

 

 

この石に賢治は足をおき縁側に腰かけていたらしい。

 

 

私は珈琲。

味わい深いゲイシャにした。

ゆっくり飲もうと思うのに、

いつも気がつくとなくなっている。

 

 

庭を眺めていると彼を身近に感じ、

色々な物語の世界を自分なりに想う。

ふと、浮かんだ「注文の多い料理店」。

物語の裏に隠れた風刺を見つけた気がした。

想像の話はまた後で。

 

茶寮かだんは、四季を通じて静かで、

時間の流れが緩やかになる。

私にとって大切な場所の一つ。

 

 

「冬の窓からの眺め」

 

 

気がつけば3月も残り数日。

春はどこかへ出かけたい。

 

 

「茶寮かだん」

花巻市花城町11-12

 

 

 

 

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