盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
<花巻市 レガーメ>
Cuando vuelva a tu lado / What a difference a day makes - Natalie Cole
ある方とゆっくり食事。
場所は花巻の「レガーメ・ダ・オルト」。
ここの食材はたいてい「たそがれ農園」や「和み農園」などの有機野菜。
始まりは「いろいろ野菜のサラダ」。
白バルサミコのドレッシングが瑞々しさを引きたてる。
皿の上に花が咲いたようだ。
なんだか今宵は特別の日のような気がしてくる。
2人ともフォークを離さない。
自家製のフォカッチャ。
ふんわり香る小麦。
オリーブオイルにもひと工夫。
どんどん、なくなっていく~
もう一皿追加しようかと、奥さんに声をかけた。
するとサルッチャもグリルも結構な量だと言う。
「様子をみてからでは、いかがでしょう」と微笑む。
2人とも頷いた。
早池峰三元豚のサルッチャ。
熱々で登場。
豚腸にオーナーシェフが挽いた早池峰三元豚がギュッと。
食べごたえ十分!
焼き目が食欲をそそる。
きめの細かい肉をさらに美味しく。
ほどよい甘味。
美味しい!
アサリとシイタケのトマトソースのパスタ。
「誰かが、料理はバランスだと話してたなあ~」
向かいも食べながら何度も頷く。
取り皿にもっては食べる。
すぐにお代わり。
あっという間に皿だけに。
フォカッチャにたっぷりソースを絡めた。
いいタイミングで運ばれてきた「白金豚のグリル」。
花巻産の美味しい白金豚。
肉が白く綺麗で、まるで上等の鶏のささみのようだ。
カットされた断面をしばらく見ていた。
料理好きの向かいの人は
「美味しい~」
の4文字を繰り返すばかり。
店の中にレガーメのミニチュア。
花巻市の土沢商店街で昔の雑貨屋のミニチュアを見た。
精巧に作られているだけじゃない。
店の中に人がいるようだ。
奥さんに聞くと、やはり同じ作り手だった。
<土澤商店街で見たミニチュア>
オーナー夫婦の人柄に似て気取らずに上質の料理。
レガーメのちょっと贅沢で美味しい夜は更け行く。
翌々日、一緒に食べた方からメールが来た。
あの夜の肉の姿、味が忘れられない。
都会のレストランでフルコースもいいが、
贅沢気分で感動した料理だった。
また、誘ってください。