盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
花巻市石鳥谷町の小さなパン屋「ルーツ」
Adele - A Million Years Ago/Chopin's Waltz Op.64 No.2 - DAVID DEYL
昼前に小さなパン屋「ルーツ」に着いた。
今なら、色々パンが並んでいるかもしれない。
完売の貼り紙は見当たらない。
オーナーは、「ありがとうございます、決まったら呼んでください」
いつもの様に少し微笑んで奥に行った。
オーナーの弟さんが丁寧に野菜を育む。
大根があった。
いつも美味しい固定種の野菜に心惹かれる。
2本手にとった。
私もよく行く、雫石町にある「風光舎」の珈琲豆も置かれている。
春めいた陽光に照らされ、ますます美味しそうだ~
青林を1本手にとった。
ルーツのパンのほかに魅力的な物が並ぶ。
シャノアールの焼き菓子も。
「シュトゥーレン風ソーダブレット」
出てきたオーナーが、
「ラム酒が香りドライフルーツとスパイスもきいて美味しいですよ」
と話してくれた。
さて、パンを選ぼう。
まだ数種類残っていた。
食パン。
自家製の酵母、塩と水だけで作るパン。
小麦は県産の南部小麦。
黒い粒々は酵母に使ったレーズンがそのまま生地に混ぜ込まれている。
あれもこれもと欲しくなる。
ルーツのパンは、小麦香り、
噛むほどに甘味も感じる。
体が喜ぶパン。
これぞとばかり、色々と買い込んだ。
会計しながら、一人で切り盛りするオーナーと少し話した。
伊予柑のパンは終わったが、今度はレモンを使ったパンがあるという。
予約してでも食べてみたい。
外に出ると土手にバッケ(ふきのとう)。
今年は春が早い。
この間までの白い世界が嘘の様な暖かい陽射し。
ここ数年、まるで魔法だ。
翌日の朝。
といっても10時頃。
テーブルに買ってきた林檎ジュースとパンにトマトジュース。
このパンは「白いちじくと胡桃の主張」という名。
ふんだんに入っているいちじくとローストした胡桃。
見ただけで嬉しくなる。
いつまでも噛んでいたくなる。
クラムボンの珈琲を淹れた。
紅茶もあいそうだ。
今日は一日頑張ろう。
そんな気になるブレックファースト。
花巻市石鳥谷