盛岡食いしん爺日記

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「そろそろ開いたんじゃない?」と昨晩、メール。

翌日は4月26日。

11時過ぎ、いそいそと車に乗った。

助手席で、

「楽しみだね」

「わくわくです」と答えた。

 

盛岡の街を出て、

雫石町を過ぎ鶯宿温泉の方に向かい、

南西の方に県道1号線を走る。

秋田県の横手まで通じている道。

 

樹々は萌黄色。

一番好きな時期だ。

しだいに坂道となるが軽快に走る。

奥羽山脈の懐に入る感じになると、

山伏トンネル。

昔は九十九折の峠道だったが一気に抜ける。

西和賀町の沢内に入る。

まだ、樹々の葉は芽吹きだしたばかり。

所々に雪の塊が残っていた。

トンネルを抜け数分で到着。

始まってる!

 

 

そば屋「利休庵」。

何も告知もしていない店だ。

盛岡の大通りに二つの店を構え、

「あ・利(あり)」と「和味彩々 田(でん)」という名店。

ノンアルになってから夜はおとなしくしているせいもありまだ未体験。

今年こそ行くつもり。

そのオーナーが、西和賀に蕎麦屋を始めた。

土日だけで冬は休業。

今や大人気で行列ができるそば屋だ。

私は2020年に初めて食べてファンになった。

 

 

土日、祝日だけの営業。

 

 

 

Caetano Veloso, Gilberto Gil, Ivete Sangalo - A Novidade

 

 

店の人は、先週から店を開けたものの告知もしていないので、

まだ始まったことを知らない人が多いだろうと話していた。

行列の出来るほどではないが、

それでも席は空いたと思うと埋まる。

客からすれば、丁度いい具合だ。

 

一緒の人はメニューと壁の張り紙を見て悩む。

「う~ん、あれもこれも食べたい」

 

 

まずは玉こんにゃく。

中まで飴色に染みていて弾力がたまらない。

 

 

悩んだ人は、小海老とごぼうのサラダそば。

それに肉そぼろの丼ぶり。

彩り豊かでビジュアルからやられる。

 

 

向かいの人は、春が来た感じだと食べ始めた。

 

 

 

 

私は、なすと小海老の梅おろしそばと竹の子ご飯。

 

 

たつぷりのなすとぷりぷりの海老。

 

 

竹の子ご飯も言うことなし。

 

 

食べている途中で梅干しを崩して散らす。

ほどよい酸味が更に美味しくする。

 

 

 

 

なんといってもそばとつゆが美味しい。

流石、名店の味。

品のよいそばは、風味と喉越しが最高!

時間をかけて仕込まれているつゆがそばを引き立てる。

行列ができるのも仕方がない。

 

 

5月に入れば、行列を覚悟しなくてはならない。

並ぶのは苦手だが、それだけのことはある味。

出汁の香るそば湯を飲みながら、

向かいの人は「今年も食べられたね」とにっこり。

「またまた美味しくなった気がする」と続けるので、

深く頷いた。

 

 

初めて食べた頃は並ぶ人もいなかった。

しかしあっという間に口コミやSNSで広がった。

思えば昨年の10月の半ばに来て以来。

その時も一緒に来た人が言う。

「なんだか、あっという間に冬が終わった気がする」

確かについこの間食べたばかりの様な感じ。

私は西和賀に魅了されて6、7年になるが毎年の様に思う。

2階にまで届くほどの深い雪が消え、

大地が顔を出すと、

一斉に水芭蕉やカタクリの花が咲きだす。

まるで魔法の様だと。

 

さて、ついこの間訪れた気がする西和賀を巡ってみよう。

毎年、利休庵の美味しいそばから始まる。

 

 

和賀郡西和賀町沢内貝沢

「利休庵」

※雫石町から山伏トンネルを抜けて車で数分。

 

 

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