盛岡食いしん爺日記
ここ1週間ほどうずいていた歯が痛い。
そういう時に限って忙しい。
ようやく歯医者へ。
レントゲンも撮り、もうグラグラで抜歯した方がいいと言われた。
次の来院予定を聞かれ躊躇した。
後日、電話で抜く日を決めることに。
11日と12日は休み。
化膿止めを飲んでも噛むと痛い右上の奥歯。
月曜日の朝に電話しよう。
You'd Be So Nice to Come Home To Art Pepper
さて、今日のランチは何にしよう。
このところ右の奥歯を使えず食べるのが怖ろしく遅い。
2週間後、7、8年ぶりにミックスダブルスの試合に出る。
最近は週3回、仕事の合間をぬって体育館に通う。
少し頬がこけている。
「肉を食べねば!」と思うが鈍い痛みが頭に浮かぶ。
ランチはハンバーグにした。
午後の花巻の用事が早めにすんだ。
温泉に行こうと思い大沢温泉、鉛温泉などを回ったが駐車場が混んでいた。
どうせならゆっくり入りたい。
北上市の瀬見温泉まで足を伸ばすことにした。
花巻の西からはそう遠くない。
着くと駐車場は少しゆとり。
夏油高原のスキー帰りの人達もいた。
日帰りで入れる一つ目の風呂は混んでいたので、
階段を50段以上る「美人の湯」へ。
冬季は露天風呂を閉めている。
内風呂は空いていた。
暮れていく窓の外を眺めながら、ゆっくり痛む腰や肩を温めた。
盛岡へ帰る途中、花巻で夕飯にしよう。
どこへ行こうかと迷ったが「ハンバーグのポパイ」に向かった。
2階にも席がある。
1階の奥のテーブルに座った。
「あれ?」
カウンター席があるのを知らなかった。
何度も来ているのに自分の注意力のなさに愕然。
初めて来たのは、かれこれ10年以上前のこと。
その時は2階だった。
以前、スタッフに店の名の由来を聞いた。
オーナーがポパイを好きらしいということ、
当時、ポパイという雑誌が流行っていたこと。
店にはポパイ、オリーブとブルートとがあちこちに飾られている。
ポパイが缶詰のほうれん草を食べると腕に漲る力こぶ。
今の子供達は知っているのだろうか?
この店が開店したのはもう、40年も前。
カボチャのスープが来た。
濃厚ながら喉ごしがいい。
カボチャの適度な甘味を楽しんだ。
「スパバーグ」
ハンバーグは300グラムにした。
ここでは300はブルートで、150をポパイという。
ブルートの体が大きいからだろうか。
ポパイは、白金豚・プラチナポークの生産農場直営店。
野菜や米も地元の物を使っている。
「白金豚」プラチナポークは餌を吟味し、
ミネラルの豊富な水で大切に育てられている。
白金豚たっぷりのハンバーグは醤油ソースで食べ飽きない。
トッピングはソーセージ。
ランチも美味しくて食べ応えのあるハンバークだった。
夜も300グラム、ブルートを平らげる。
スパゲッティの量もたっぷり。
懐かしい感じで細めのスパゲッティ。
これも好きだ。
奥歯にあたらないように食べる。
瑞々しい野菜。
美味しかった。
胃袋は満腹状態。
1日でハンバークを併せて500g以上も食べた。
少しでも筋肉を蘇らせ、練習して試合に臨もう。
そして試合を楽しもう。
歯が痛いのに盛岡への帰り道は、何故かポジティブだった。
ポパイ
花巻市若葉町3丁目11-17