盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
今日は水曜日。
ランチの約束。
近頃、あちこちの店が混む様になった。
平日の昼、サラリーマンも街へ出る。
コロナの前の様に賑やかになってきた。
それに、ニューヨークタイムスの52選第2位の影響もあるのかもしれない。
女性達も連れ立って歩いている。
八幡の通りを「和食屋 ふくしま」に向かって歩いていると「こんにちわ~」。
名刺の印刷など世話になっている印刷会社の若社長。
立ち話しを少し。
ほぼ正午に着いた。
なんとかカウンター席が2つ空いていた。
La Bikina, Orquesta Real de Xalapa, Esencial
ランチに誘ったSさんは天丼。
「お先にどうぞ」
「はい、では」と箸を持つ。
天婦羅の下に入っているサクラエビ。
「あら」とにっこり。
忙しい日々の中、ほっと一息のSさん。
「千葉さん、ランチはいつも外食なんですか?」
「まあ、たいてい、Sさんは?」
近頃は、自分で作って持って行くそうだ。
ここ数年、仕事に追われている彼女。
その方がゆっくりできるらしい。
こちらは、穴子の白焼き丼。
焼けた穴子のいい匂い~
久し振りのご対面。
ふっくらとした穴子の白焼き。
下に敷かれたきゅうりの食感とふりかけられた白ごま。
思い出すと食べたくてしょうがない。
ゆっくり白焼きを味わう。
Sさんとは、盛岡劇場近くの「いなだ珈琲舎」で出会った。
カウンターで隣になった。
その時、マスターが紹介してくれた。
今まで、何度か一緒に仕事をしてきたデザイナー。
イラストレーターとしての方が知られている人。
かれこれ7,8年のつきあいになる。
近いうちに旅に出るそうだ。
今度会う時、お土産話を聞けるだろう。
席を立つと「こんにちは!」
別の若社長。
新しく始めた店を紹介したいという。
また立ち話。
この街に知り合いも多くなったものだ。
彼女の事務所まで送り、帰り道で思った。
いつか、ほかの土地から来て盛岡に根を張る人。
そんな人達を紹介する何かを制作してみたい。
人を惹きつけるこの街の魅力が、
また一つ見つけられるかもしれない。
八幡の通りは、大雪も少し溶けてきた。
融雪のある通りの歩道を歩きながら、活躍する人たちの顔が浮かぶ。
圧倒的に女性が多いかもしれない。
さて、午後の仕事にとりかかろう。
盛岡市八幡町5-12 さわだやビル 1F
「和食屋 ふくしま」