盛岡食いしん爺日記
花巻から国道4号線を北上し、盛岡へ向かった。
ここ数日、日中も氷点下の真冬日が続く。
そんな話をしていたら隣で、
「北国の冬は、そんなもんですよ」と一笑された。
言われてみれば、子供の頃、テーブルの湯飲みの中が凍っていた。
岩手でも県南だったが、そんなこともあった。
父の転勤で、県北の町で2年近く暮らした。
冬になって玄関を開け、学校に行こうとすると、
一晩でサラサラの雪が数十センチも積もっていたことも。
盛岡へ着くと既に辺りは暗くなっていた。
話題が寒さばかりのせいもあり、熱々の味噌ラーメンが恋しくなった。
鳥白湯そば、「東座(ひがしざ)」へ行くことになった。
GIPSY KINGS "VOLARE " | Penelope Cruz
<音楽が流れます、音量に注意>
入口近くにテーブル席があり、後はL時型にカウンター。
私は迷いなく、「濃厚味噌白湯そば」。
岩手県産の赤味噌と白味噌のブレンド。
中太のやや縮れ麺に絡む深いコクがありとろみのある白湯スープ。
シャキシャキのモヤシがたっぷり。
テンメンジャンがきいて香ばしい~
唐辛子を多めに。
あ~美味しい!
私のお気に入りの味噌ラーメン。
仕事仲間は、「あっさり出汁そば」。
メニューを見たら、
「厚削り節と三陸産のだし昆布の一番出汁を使い、
チャーシューの漬け汁で仕上げたあっさりスープです。」と書いてある。
「メンマをトッピングしたら満足の量だ~」と手を叩く。
今度来たらもこれに炙りチャーシューミニ丼でいってみたい~
盛岡は積雪量はたいしたことがない。
積もった雪が溶けないのだ。
太陽にあたり、ぐじゃぐじゃになると翌朝、
その形のまま岩のように凍っている。
人通りの多い道の歩道には融雪装置が整備されている。
でも、故障なのだろうか、所々途切れている。
ニューヨークタイムスの52選で行くべき場所の第2位になった盛岡。
除雪だけはしっかりして欲しい。
せっかく訪れた人が転ばないように。
そして、交通の対策も大切。
ますます、四季を通じて「歩いて楽しむ街」盛岡にしたいもの。
厳しい冬にお年寄りが安心して買い物に行ける街であった欲しい。
そうすれば自ずと来た人たちも安心してまちを歩ける。
珍しく、2人で温まりながら、真剣な顔で話した夜。
でも締めくくりは、「美味しかった~」でさようなら。
「おっと!」危ないあぶない~