Chris Rea - Driving Home For Christmas
<音楽が流れます、音量に注意>
花巻に行く途中に寄ったのはパン屋「ルーツ」。
着いたのは午後2時半。
きっとパンは完売だろう。
今日の目当ては野菜。
店の片隅に置いてある固定種の野菜たち。
育むのはオーナーの弟さん。
「農園 たそがれ」の綺麗な色のニンジン。
いろんな方の野菜やお菓子にも出会える。
レンコンにも目が止まった。
オーナーは、手が空いている限り、丁寧に説明してくれる。
聞いていると作り手の顔が浮かんでくるようだ。
あれもこれもと買いたくなる。
前に買ったカブは、甘くて皮まで美味しかった。
翌日も盛岡の空は低く、今にも雪が降り出しそうだった。
12月半ばに十数センチも積もったのはいつ以来だろう?
思い出せない。
すこし寒さが緩んで欲しい。
昨日買ってきた物を出してみた。
花巻市「シャノアール」の焼き菓子「ナッツのしっとりタルト」。
クルミやアーモンドを包むりんごの蜂蜜の香り。
しっとりとした生地とナッツの食感。
好みの味だ。
そしてルーツの小さなパン、「今年もありがとう丸(まる)」。
やはり、パンは完売だったが、嬉しいことに感謝のパンをいただいた。
農園 たそがれの野菜たち。
ポトフ風にして食べたらニンジンの甘いこと。
固定種が持つ本来の綺麗な色と濃い味。
とても深い味わいのスープになった。
そしてレンコンが柔らかかった~
ルーツのパンと同じく噛むほどに味わいが出てくる。
身体に元気を与えてくれる物達が並ぶ小さなパン屋さん。
先月、取材でパン屋を始めたきっかけを知った。
本屋で酵母の本を見つけ、試してみたら失敗。
そこで火がついた。
2年ほど経って仕事をやめてまでパン作りに没頭。
そして「どうせ作るなら身体に優しい物を作ろう。」
「もし成功していたら、深く追求することはなかったと思う。」
と話していた。
やはり、作り手の心がパンに現れる。
そんな気がした。
いよいよ発売!
花巻のまち散歩マガジン「マチココ33号」。
記事は書いていませんが、写真係の一員として少しお手伝いしています。
小さなパンを噛みしめながら、思うのです。
「やっぱり作り手の話を聞く取材は楽しい。」
・盛岡市東山堂本店、都南店、北上店
・さわや書店
・ジュンク堂書店盛岡店
パン屋√s
〒028-3163 岩手県花巻市石鳥谷町八幡第7地割120−6