Chris Rea - Driving Home For Christmas [Saxophone Cover] by Juozas Kuraitis
<音楽が流れます、音量に注意>
12月半ば、雪が積もった日の翌日、
花巻南温泉郷へ。
奥羽山脈の懐に入って行く。
目指すのは大沢温泉のすぐ先にあるドイツ料理のバックシュトゥーべ。
3時過ぎには着きたかったが、4時頃になってしまった。
駐在所を過ぎ間もなく。
車を駐車場に入れているとドイツ出身のポールさんの出迎え。
例年の12月は、こんなに雪がなく、日影に白い粉を塗した様にある程度。
ところが、今年は違う。
近頃の挨拶は「今年は積もるのがひと月近く早いね~」
さて、今日は頼んでおいたシュトーレンを受け取りに来た。
包みにリボンをかけるのが大変で、今年から包装の中に写真。
「とても手が回らなくて」と奥さん。
娘さんが印刷してくれたとのこと。
素敵なデザインだ。
ポールさんとサッカーのワールドカップの話になった。
先日、彼がテレビに出ていた時、
ドイツと日本の試合の話になったら、いきなり饒舌になった。
たまたま見ていて笑ってしまった。
普段は物静かに語る人なのだが、
その日もサッカーの話になると、
燃えていた。
いつもクリスマス前には、疲れているのだが元気だった。
宅急便屋さんが来た。
挨拶して車に乗った。
そして、今日はクリスマスイブ。
初めてクリスマスまでシュトーレンがなくならなかった。
いつもは、毎日、ひと切れと思うのだが、
自制心を無くしてしまい、ついにはクリスマスには跡形もなくなっている。
シュトーレンは、ドイツの伝統的なスイーツ。
クリスマスまでの間に薄くスライスして食べる。
白い砂糖で覆われ、日々熟成していく。
今日もカットするといい香り。
中に入ったフルーツやナッツの味が少しずつ味わい深くなっていく。
だんだんしっとり感も増してきた。
う~ん、美味しい!
今年、盛岡はホワイトクリスマス。
ポールさん奥さん、今年もありがとう。
バックシュトゥーべ
岩手県花巻市湯口字大沢160-2