She - Charles Aznavour (cover by Arpi Alto)
<音楽が流れます、音量に注意>
北国の街、盛岡の官庁街。
すっかり樹々は葉を落とした。
昼前にあちこち回って仕事をこなす。
途中で見つけた四季桜。
昨日降った小雪。
まるで砂糖の様な小さな冬。
今日からダウンに手袋。
昼過ぎに一度帰った。
先日届いた物がある。
長崎の岩崎本舗の「長崎角煮まんじゅう」、「長崎ぎょうざ」と「長崎角煮まぶし」。
いい具合に自然解凍できている。
早速、蒸し器にかけてみる。
真っ白いふわっとした皮。
美味しい予感がするが、餡の角煮の味が想像できない。
「どんな味だろう?」
興味のひと口め。
あの角煮の匂いが鼻につかない。
ふわふわの生地と角煮がとても合う!
この生地に包まれたなら、
なんでも美味しくなりそうだなあ~
餃子も2個焼いた。
餃子の形は春巻きの様に棒状。
もちっとした皮と一体化した餡の旨味!
「美味しいなあ~」と独りごと。
疲れも吹っ飛び午後の仕事に街を回る。
3時を過ぎれば、もう夕方の気配。
その日は早めに上がった。
いそいそと家に帰り、
再び長崎角煮まんじゅうを蒸す。
今度はじっくりと味わって食べる。
美味しい!
「これは素材や作り方を吟味している。」
と頷く自分に気がつき笑ってしまった。
皮と角煮の旨味の絶妙なバランス。
しつこくなく、ほんのり心地よい甘さ。
五感が喜ぶ。
餃子も焼いた。
あっという間にたいらげた。
後味がよく飽きがこない。
なにせ昼に続いて食べている~
ごはんに「長崎角煮まぶし」をのせた。
いい匂い。
ほどよい甘さと深いコク。
箸が忙しく、ご飯がすすむ。
勿論、お代わり。
初めて食べたこともあり、昼も夜も食べてしまった。
お茶を飲みながら岩崎本舗のホームページを見てみた。
自分達の追い求める味に向かって食材を探し、ついには国外へも。
そして製法も納得いくまで試行錯誤。
そして「長崎角煮まんじゅう」などが完成。
辿りつくまでの苦労は、作り手としての自信と誇りになる。
ふと思い出した長崎の朝。
仕事絡みでちょっとだけ寄った長崎の街。
九州は、もう数年前になるが、鹿児島、北九州市の小倉や門司へ。
門司の港から船で5分で着いた向かいの下関。
あの頃、いつも弾丸旅行ながら思い出は山ほど。
まるで昨日のことの様で、写真を見ている蘇る初めての街の空と空気。
11月の長崎の朝は、思っていたより、ひんやりとしていたなあ~
さて心身共に温まった。
今夜は早めに寝よう。
「あれ?」
「美味しいものを独り占めしただろう?」
と言いたげな表情。
猫君は全てを見ていたのかもしれない。
岩崎本舗 本社工場店
〒851-2129 長崎県西彼杵郡長与町斉藤郷1006番地13