盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意してください。>
関西から一人旅の中道あんさん。
花巻の歴史のある大沢温泉に泊まる。
少し時間があるので、途中で寄り道案内。
山の駅「昭和の学校」。
玄関の前田小学校の名前もそのまま。
壁の剥げた感じもかえっていい。
廃校に溢れるほどの昭和の品々。
教室を上手く使った展示。
Simply Red - You Make Me Feel Brand New
2階に上がると、昭和の世界。
あんさんも不思議そうにゆっくりの歩み。
2人とも丸い卓袱台は、使ったことがなかった。
昭和30年代の前半だろうか。
「ご飯だよ!」と叫べば、
今にも子供や親が、辺りから集まってきそうだ。
親から買ってもらっていた本とは違う。
「たのしい1年生」や「楽しい2年生」とかだった記憶がある。
半ズボンにズックを履いて駆け巡ったあの頃。
明日、学校に行きたくないと思った夜。
友達との喧嘩。
女の子を何となく意識し始めた頃。
身体の奥に潜んでいた昭和が滲みだす。
いつかゆっくり来てみよう。
同世代とワイワイもいい。
たっぷり昭和に浸って大沢温泉へ。
花巻の街から意外に近いと、驚くあんさん。
広々とした田園を西に突き当たり、
少し走れば、両側を山に挟まれる。
大沢温泉に入る前に、ドイツ料理の「バックシュトゥーベ」へ。
この時期はシュトレン作りで忙しい。
カフェは休んでいるので、ケーキを買いに。
(昨年の写真・この日撮り忘れたのです。)
オーナーご夫妻が、
忙しい中、手を休めてくれた。
シュトレンは、予約で大変。
今なら盛岡の地ビール「べアレン」で買えると思うと奥さん。
二人は頷いた。
早めに切り上げてバックシュトゥーベを後にした。
そこから、車で大沢温泉は1,2分。
山水閣に送り盛岡へ帰った。
夕方から夜まで打合せやら。
翌朝、朝食の後、
バックシュトゥーベで買ってきたケーキを出した。
木の実がたっぷり。
ここのケーキは、作り手の想いが伝わってくる。
二つは続けて食べられる。
今朝も「美味しい」から始まった。
きっと、いい日になるだろう。