I Left My Heart In San Francisco Beegie Adair
<音楽が流れます、音量に注意>
陽がさして心地良い日。
打合せを兼ねたランチに出かけた。
岩手県庁と盛岡城址の桜山神社に挟まれた一角。
東西を堀の跡の池にも囲まれる。
盛岡の人は「桜山」と呼ぶ。
幾つかの路地があり、昭和の雰囲気が色濃く残る街。
待合わせの人は先に来ていて「猫がいますよ」と指差す。
猫の家族がいた。
まだ片手にのりそうな子猫たち。
見ていると、模様や顔つきもそれぞれに個性がある。
動きの一つひとつが愛らしい。
カメラのレンズを望遠に変え、
遠巻きに小さな命を見ていた。
母の周りで無邪気に遊ぶ。
見ていて飽きない。
お母さんは疲れ気味の様だ。
立って戯れる猫ちゃんをほかの二匹が見ている。
しばらくしてその場を離れ、桜山の路地へ。
アサヌマショウテン参道店の看板の下に「稲庭うどんの店」。
172に〇でイナニワ。
なるほど。
ここに決めた。
中に入り、話しを聞くと、8月8日に開店。
平日のランチだけの営業で夕方からは、アサヌマショウテン参道店。
岩手の方に、もっと秋田名産の稲庭うどんを食べて欲しい。
そんな思いで始めたと語る秋田出身の高堰さん。
一緒の方は、あんかけの稲庭うどん。
食べ始めると「野菜たっぷりで、美味しい!」と言った。
彩りもいい。
北国盛岡は、いよいよあんかけの美味しい季節。
私は鶏の稲庭うどんでおにぎりつき。
好みの組み合わせ。
稲庭うどんのコシと喉越しを楽しむ。
年に何度か秋田まで食べに行く。
桜山で食べられるのは嬉しい。
鶏がたくさん入っていた。
スープはあっさりと仕上げている。
うどんをすくうと、ほんのりごま油のいい香り。
優しい味とはこのこと。
リピート間違いなし。
食べ終え、一緒の方から資料を受け取り別れた。
来た道を戻ると、まだ一家がいた。
蟻と戯れる子猫。
地べたを抑える足、じゃなくて可愛らしい手。
母親の所に集まってきた。
だんだん胸が熱くなる。
色々なことを思った。
地球では人間同士の戦いが絶えない。
独裁者の目に子猫たちはどう映るんだろう。
おや、母乳なのか、お昼寝なのだろうか?
安心しきった子猫たち。
母親だけは厳しい目つきで辺りを警戒。
近寄ると立ち上がりそうだ。
飼い主がいるのだろうか?
そうでなければ無事に保護されることを願うばかり。
盛岡は保護活動が盛んで、
重い病気の猫以外は殺処分ゼロの街。
「殺処分」と言う言葉が死語になるが来ればいい。
毎日癒されている我が家の猫君に、
おやつを買って帰らねば。
アサヌマショウテン参道店内
〒020-0023 岩手県盛岡市内丸5−6
通称「桜山」の一角にあります。
営業時間 11時〜14時
定休日 土、日、祝日
スープがなくなりしだい終了。