Buns Blues · Count Basie · Oscar Peterson
<音楽が流れます、音量に注意>
先日、打合せが終わり夕飯。
中華を食べようということになり、八幡町の「サクラ」へ。
ここに来るといつも迷う。
「う~ん」と唸りながらメニューを何度も見る。
秋の期間限定も手にとる。
一緒の人は「きのこと銀杏のあんかけ麺」と餃子3個。
早速、食べ始めるのを見ていた。
いよいよ、熱々ふう~ふうのあんかけの季節だ。
美味しそう。
目を丸くしてこっちを見た。
「初めて来たけど、美味しい~」
人は満たされると、どうしてこんなに笑顔になるのだろう。
私は、迷いに迷ってマーボー麺と半炒飯と餃子3個。
テーブルに置かれた途端、山椒が香る~
麻婆豆腐と挽肉がたっぷり。
ピリ辛がいい具合に食欲を焚きつける。
麺に絡む、絡む。
とても美味しい!
合間に餃子と半炒飯。
「餃子は味がついてます、お好みで酢などを」と言って置いて行く。
皮は丁度いい厚さでもちもち。
中にはたっぷりの餡。
餃子そのものを楽しむ感じだ。
「サクラ」独自の味だと思う。
透けて見える餡はサクラ色(笑)
半チャーハンも美味しい!
しっとりとパラパラ感がいい感じ。
サクラの味は、どれもバランスがとれている。
このマーボー麺は、やみつきになりそう。
食べ終わった向かいの人がこっちを見た。
「お願いだから仕事の話はしないで・・・」と心の呟き。
マーボー麺に集中したいのだ。(笑)
「あの、突然ですが夢はありますか?」
「えっ・・・」
一瞬、箸が止まり、口を開けたままだった。
少し考えこんだふりをしながら残りをささっと食べた。
あ~美味しかった。
「年をとると夢と言えるものは、ないなあ~」
「そうなんですか・・・」
がっかりと憐みの混じった様な顔で見るのでつい、
「そのうち話しますから」と言った。
「なんだ、あるんですか!」
「また今度、美味しいものでも食べながら話しますよ」
解散しての帰り道、「夢か?」と呟いた夜。
中華料理 SAKURA