NOVA - Chega de Saudade - Antônio Carlos Jobim
<音楽が流れます、音量に注意>
友達に手紙を書いていた。
自筆で書きたいのだが、漢字が出てこない。
読みはできても書くことができない。
調べていると時間がかかり過ぎる。
結局、今回もキーボードを叩く。
小学校5年、6年と漢字テストが得意だったはずなのに。
自分の脳のどこかが変になっている。
気がつくとお昼を過ぎていた。
傘を持って事務所の近くを歩いた。
サラリーマン達の時間は終わった様だ。
盛岡八幡町の裏通りに入った。
午後1時近い。
職場へ戻る人達もちらほら。
朝ご飯が遅かったので、空腹感はないが、
午後に備えて食べておかなくては。
ラーメンと半チャーハンが頭をよぎるが、
更に路地を歩いた。
八幡町は、盛岡の昔からの飲食店街。
路地の街。
この辺りは、住所は南大通になる。
コロナが流行ってから路地を歩く機会が少なくなった。
ビルの2階にある「酒場 ハマギリ」の看板があった。
しばらく来ていない。
何度か数人で呑みに来たり、遅い夕飯を食べに来たり。
「おや?」
日替わりで、毎日ではないがランチも出している様だ。
「冷やしたぬきうどん」のランチにしよう。
そろそろ、昼の店じまいも近い。
ゆっくり食べられそうだ。
入るなり「お久しぶりです」とマスターに言ってみた。
「いつ以来でしょうか?」
かれこれ3年近い。
それでも名前も覚えていてくれた。
嬉しくなる。
少しずつ客足も戻ってきたそうだ。
だが、数人のグループでの予約は期待できないと言う。
冷やしたぬきうどんの登場。
「つゆはあっさりめにしてあります」とテーブルに置いた。
揚げ玉が香ばしい。
青のりが入っている。
豚肉にトマト、茗荷などものる。
生姜を入れ、七味を少々。
コシのあるうどん、あっさりとしたつゆ。
美味しい!
サクサクの揚げ玉は、お菓子みたいにいい感じ。
しっとりになっても青のりがきいている。
今まで食べてきたなかで、最高の揚げ玉だと思った。
つゆも残さず完食。
「昼は、あっさり軽めがいい人向けにしました。」
食べる人を考え、ひと手間かけた冷やしたぬきうどん。
なんだか、心地の良いランチになった。
帰ったら、手紙に少しだけ、自筆で付け足してみよう。
朝から小雨降る日のこと。
「酒場 ハマギリ」
盛岡市 南大通 1-10-8 第5陣岡ビル101
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