The Girl From Ipanema The Oscar Peterson Trio
<音楽が流れます、音量に注意>
ホットライン肴町。
閑散としていた街に少しずつ賑わいが戻ってきた。
いつもの暮らしに近づいてきた。
「いつもの暮らし」って何だろう?
まあ、考えるのは後にしよう。
肴町は、旧南部藩時代から栄えてきた街。
明治期に天皇が全国を巡行された。
盛岡に訪れた際に、行在所(あんざいしょ)へ向かう通りが作られた。
「御幸(みゆき)新道」と呼ばれた。
名を刻んだ石の塔の周りには自転車が並ぶ。
今は、気にとめる人も少ない。
突き当りに賜松園と呼ばれた建物があったが、
今はこの界隈の老人福祉センター。
当時の面影を残す庭園をロビーから見渡せる。
二度松を賜ったと書いてあった。
その松は残っているのだろうか?
街をのんびり歩くと、新しい発見がある。
そろそろランチの時間。
ホットライン肴町にある「㐂作(きさく)」へ。
ランチは、盛岡のソウルフード「じゃじゃ麺」。
桜山の「白龍(パイロン)」が元祖。
初めて食べた頃は「じゃーじゃー麺」と呼んでいた。
今やあちこちで食べられ、各店の個性がある。
盛岡じゃじゃ麺は、太麺でモチモチとしたうどんのよう。
味噌をベースに各店で嗜好を凝らして色々な味を出している。
トッピングの主役はキュウリ、ネギとすりおろした生姜。
皿の端に紅ショウガが添えられている。
お好みで追いみそ、ニンニク、ラー油、酢など。
韓国のジャージャー麺とは違う味。
この店の名物、赤と普通の白の半々にした。
唐辛子入りの赤麺は、身体の芯から温まる。
食べている時は辛さはさほど感じない。
後からジワリときいてくる。
㐂作の味噌は、辛味やしょっぱさを抑え、
子供でも食べやすいように工夫しているらしい。
初めて食べる人は、ここに連れてくる。
食べ終わったらチータン。
テーブルにある卵を割って食べ終えた皿に入れる。
かき回して、スープを注いでもらう。
好みの量の味噌を入れかき混ぜる。
さらに自分は、ニンニクや生姜と胡椒。
写真のとおり、自分は紅ショウガを残しておく。
今日も完食。
盛岡じゃじゃ麵の味と美味しさを伝えるのは難しい。
自分も初めて食べた時は「?」。
何度か食べているうちにやみつきになった。
盛岡のソウルフードの美味しさを上手く表現して伝えたい。
食いしん爺もまだまだ勉強不足です~