HARD TO SAY I'M SORRY  Produced by DAVID FOSTER

<音楽が流れます、音量に注意>

 

 

霧雨の中、八幡町を歩いた。

通りの真ん中辺りに番屋がある。

江戸時代盛岡城下で町火消の歴史が始まり、南部火消しと呼ばれ、

それぞれの町に「組」ができた。

明治期に各組の消防組織の拠点として火の見櫓付きの番屋が建てられた。

その後、当時の雰囲気を残して改築され、今も各地区の消防団の拠点となっている。

 

 

八幡の通りは一直線で盛岡八幡宮に向かう。

 

 

電線が地中化され、歩道には融雪装置が整備された。

晴れた日には、朱の大鳥居と本殿まで見通せる。

 

<先月の晴れた日の八幡の通り>

 

蕎麦将軍の前で傘を畳んだ。

 

 

中に入るとカウンターが出来ていた。

ひとりの時、テーブルを占領すると俯き加減で急いで食べる。

ここだとゆっくり味わえる。

嬉しい工夫だ。

 

 

その日、先にそば湯をお願いした。

待つ間にそば湯を頼むと、なんだか蕎麦通になった気分。

食べるのは得意だが、味や作り方などをよく知らない。

ただ、5月なのに冷たい、温かい飲み物が欲しかった。

 

 

かけそば、野菜天に葉わさび。

 

 

まず、葉わさびの醤油漬けをひと口。

お~ ツンツン。

鼻から抜けていく~

その余韻の中、そばの風味が際立つ感じ。

ほどよくコシのあるそばと葉わさび、タレなしでもいける。

 

 

そばの風味は、とてもか弱いものだと思う。

つゆに負け、権八やわさび、刻んだネギの香りにもに押され気味。

ざるそばにのせられた海苔にもかなわない。

今度はタレに浸す。

交互に二つの味を楽しんだ。

でも普段は、つゆに薬味を沢山いれるのが好きだ。

 

 

 

 

美味しい野菜天。

これで天ざるになった。

特にも瑞々しい茄子。

天婦羅が膳の主役になり、そばは脇に回る。

だが、いつも最後にそばを残しておく。

 

 

今日は、たっぷり春の葉わさびを味わった。

根ほど辛みはないものの、ほどよい刺激。

高校生になった頃、春になると母が醤油漬けを作った。

初めて食べた時、ばくっと一気に口に入れ、笑われた。

慌ててどんぶりのご飯をかっ込んだ。

思春期の鼻に効いた。

 

 

週に2度はそばを食べる。

十数年、いや、もっと長い間そうしてきた。

思えば学生時代、東京の駅で食べる立ち食いそば。

いまだに忘れられない味。

そう言えば、生まれた街、一関の駅の立ち食いそばが閉まったらしい。

 

蕎麦将軍を後にして何となく、また雨の八幡界隈を歩いてみようと思った。

 

 

 

 

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