盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意>

 

<花巻市大迫町、中華料理「秀華楼」の五目あんかけ焼きそば>

 

 

ABBA - That's Me

 

 

早池峰山の雪も溶け出してきた。

春の陽射し。

肩を広げて大きく深呼吸。

 

 

盛岡から遠野に続く道を走った。

大迫の町並みに入った。。

道が光る。

 

 

商店街の駐車場に停めたのは午後1時過ぎ。

 

 

この町の歴史は古い。

大迫の方に聞いたことがある。

江戸時代、大迫は、盛岡と遠野を結ぶ宿場町。

周辺に金山もあり集散地だった。

昔話のように伝えられている話がある。

町に金山の鉱夫

帰った後に草鞋を洗っては金を探したという。

 

江戸中期には釜石付近に外国船が漂着した。

船にフィリピン産の「葉たばこ」の種があり、

大迫で栽培されることになったそうだ。

当時、日本では大迫だけで栽培された希少な葉、

刻みたばことして江戸などに出荷。

火持ちが良く、口荒れしにくいと花魁(おいらん)たちに喜ばれた。

宿場町、金山と葉タバコで財を成した商家では競って高価な雛人形を飾った。

子供達は、「お雛さん、おみせってくなんせ」と言い家々を回った。

今も続く、雛祭。

 

 

この路地も賑わったのだろう。

 

 

昨年の11月以来の「秀華楼」。

先日、思い出したら、

どうしても五目焼きそばを食べたくなったのだ。

花巻に行く途中のランチ。

一緒の人に秀華楼の美味しさを話す。

しだいに熱く語る自分が可笑しい。

 

 

 

 

 

 

次々にお客さんが食べ終わり出て行った。

 

 

一緒の人が餃子を食べたいと言うので頼んだ。

出てきた瞬間、「これは美味しいぞ」と直感。

 

 

皮の中にニラやネギがびっしり。

よく見ると所々緑が透けている。

「こういう餃子、大好き!」と嬉しそうに食べている。

それぞれ端から食べ3個づつ。

あっという間に皿だけになった。

 

 

五目あんかけ焼きそばがきた~

 

 

先月のある日、ひとりで夕方に来た。

昼だけの営業と知り、肩を落として帰った。

ちょっと焦がした麺と餡の甘い匂いが漂う。

麺に絡まるたっぷりの餡はいい具合の柔らかな甘味。

やっぱり人気だけある。

美味しい!

初めて食べた時に思った。

こんな感じの五目焼きそばが食べたかったと。

食べているうちに餡と麺がひとつになり、しっとりとしてくる。

 

 

向かいは、ご飯少なめで麻婆飯。

これまた美味しそうだ。

じっと見ていると、

「濃すぎず甘すぎず、飽きない感じ」

頷くと、

「ご飯、普通でもよかったなあ~」

 

 

大将は、小気味いいリズムで後片付け。

会計をして入口を見ると暖簾がしまわれていた。

「どれも美味しかったです」

と小学生のような感想を伝えて秀華楼を後にした。

 

 

こんな感じの物が食べたいと思っていたら、見つけて願いが叶う喜び。

久し振りの感覚だった。

きっとまた来るだろう、それも近いうちに。

すると一緒の人が言った。

「人気なわけだ、また食べたくなる味だなあ~」

 

 

 

秀華楼

〒028-3203 岩手県花巻市大迫町大迫第3地割92−2

 

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