All of Me Gerald Marks/Seymor Simons
<音楽が流れます、音量に注意>
ゴールデンウイークに入ったばかりの4月29日。
寒かった盛岡。
セーターにジャケットでおさまらず、マフラーを緩く巻いた。
午後の打合せは、肴町「茶廊 車門」。
蔵の雰囲気そのままのカフェ。
数年前に聞いた話では明治時代に建てられた蔵。
写真の隣には、当時のハイカラ・モダンな洋装店があったらしい。
喫茶店としての創業は昭和20年代後半と聞いた。
盛岡でも歴史のある店だが、今風に「カフェ」と呼んでもピタリとはまる。
肴町は古い街。
周りには歴史を感じさせる建物が多く、レトロな雰囲気の街並み。
今でこそ蔵を改造したカフェはあちこちにあるが、草分け的な存在。
70年ほど前、この店で珈琲を飲んでいた人達は、どんな洋服を着ていたのだろう。
ポマードでオールバックの男の人は幅広のズボンに細いネクタイ。
女の人はポニーテール。
先日見た「ティファニーで朝食を」を思い出している。(笑)
オードリーヘップバーン。
「麗しのサブリナ」で履いていたサブリナパンツが大流行。
その頃、盛岡界隈では、どうだったのだろう。
どっしりとした漆黒の梁。
東日本大震災の時でも棚から何も落ちなかったらしい。
打合せの方と一緒に2階へ。
初めて入ったそうだ。
まずは、オーダー。
私は深煎りの珈琲。
その方のお目当ての「黒ゴマ汁粉」が終わっていた。
選んだのは、ケーキセット。
スタッフが運んで来たケーキを嬉しそうに見比べる。
きっと打合せも順調に進むだろう。
選んだショコラは美味しそうだ。
艶々のチョコレートが眩しく見える。
私もケーキセットにすればよかったかな。
さて、スケジュール調整から。
打合せは順調に終了。
帰り際にパンをいただいた。
その人はパン教室も開催している。
色んな事を頑張っている。
次回の打合せの日程を決めて解散。
近くで買物してから帰るそうだ。
翌朝、楽しみなパンを食べた。
丁寧に作られ、酵母の香りがして美味しかった。
一日が心地よく始まった。
茶廊 車門
〒020-0878 岩手県盛岡市肴町5−7