Enya - Only Time
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広がる青空、柔らかい陽射し。
待ち望んでいた春.。
用事もあり午前中から街を歩いた。
入学式の季節になれば歩く人も薄手のコート。
肴町から旧生姜町を経て八幡の通りは、一直線。
たしか、約500メートル。
その正面に盛岡八幡宮が鎮座する。
旧岩手銀行本店は今も赤レンガ館として中を見る事ができる。
赤レンガ館に比べれば地味ながら、旧九十銀行の建物は、
総2階で外観より合理性を追求したらしい。
よく見ると色んな発見がある。
珍しい意匠もあちこちに。
古い写真館もリノベーションされ、1階には紅茶のカフェや南部鉄瓶のギャラリー。
2階には、アッカトーネと言うワインと美味しい料理の店がある。
今度は車で高松の池へ行ってみた。
柔らかい風に猫ちゃんもご機嫌のようだ。
広々とした池に、まだ白鳥が残っていた。
十数羽ほど。
北へ旅立つ練習だろうか、シンクロして羽ばたく。
もう、そろそろ北へ飛び立たないと・・・
でもなんだか、陽射しが心地よさそうだ。
ほかの水鳥も綺麗だ。
白鳥が人気をひとりりじめだが、よく見ると深緑の頭は輝いて綺麗だ。
まだ中腹まで白い岩手山を背景に桜の枝の蕾がふっくら。
街の至る所に電線。
でも、線と線の間に焦点を合わせて見ていると、
さほど気にならない。
今年は、桜祭りがありそうだ。
ぼんぼりの取り付けが始まっていた。
用事がすんだ後は下ノ橋の近くの「蕎麦喰い処 やまや」へ。
老舗のそば屋「やまや」は、行列ができる。
今日は、韃靼そばにとろろのトッピング。
やまやでは、品のいい、「さらしな」と蕎麦らしい「挽ぐるみ」も味わえるが、
軽い苦味の韃靼そばを好む人も多い。
ポリフェノールの一種、ルチンを身体に補給。
季節のかき揚げは菜の花。
温かい「かけ」。
そして、野菜天もついた「えび天皿」。
プリプリの海老にしいたけ、カボチャなど。
これをかけに入れ、天ぷら蕎麦に。
かけ385円に、えび天皿も385円、しめて770円で美味しい天ぷら蕎麦。
温かい蕎麦で好きなのが天ぷらそば。
出汁のきいた汁が染みた天婦羅。
ころもや天かすが溶けると好きな味に変わる。
その汁が蕎麦にも絡んで美味しい。
下ノ橋の袂には賢治清水がある。
すぐ傍、やまやの裏手には井戸がある。
賢治の井戸と呼ばれ、その辺りに宮沢賢治が下宿していた。
近くを流れる中津川。
川縁で休憩するチャグチャグうまこを宮沢賢治は見たそうだ。
ようやく今年は装束で飾られた馬の行列を見られるようだ。
飾りの鈴がチャグチャグと鳴ると盛岡界隈は初夏の装い。