Stuck On You – Lionel Richie
<音楽が流れます、音量に注意>
30年は遡る。
記憶を辿ってみた。
あの頃、盛岡に「パブロ」というカジュアルなイタリアンが開店。
人気を呼び、あちこちに店が出来た。
後を追う様に「セザンヌ」が次々に開店。
あちこちで見かけた両方の店は、どこも混んでいた。
しかし時は流れ、個性的なイタリアンの店が続々。
気がつくと看板が少なくなった。
しかし、両方とも消えなかった。
パブロは盛岡の繁華街大通りに「パブロカザルス」として復活。
県外にも店はある。
セザンヌは、盛岡南インターや北上店が人気。
やはり、美味しさ、居心地の良さ、リーズナブルな価格など、
何かがあるのだろう。
そのセザンヌに十数年振りぐらいに入った。
以前は仕事の関係先が近くにあり、よくランチに行った。
その日、東北自動車を盛岡南インターから下りたら夕飯時。
セザンヌの看板が目にとまる。
ふいに懐かしい想いが湧いて、駐車場に入った。
お洒落で美味しそうなメニューが並んでいた。
選んだのは、
「帆立貝とおかひじきのペペロンチーニ、ミモレットチーズ添え」
メニューにミモレットチーズの説明が記されていた。
「フランスのチーズで、アナトーという色素を使いオレンジ色が特徴。
しっかり熟成すると旨味が凝縮されカラスミの様な味わいになるという。
今回のメインパスタもペペロンチーノにミモレットチーズを添え、
素敵な味わいになりました。」
生パスタは細麺。
存分にソースが絡む。
帆立の風味とよくあう。
そして気になった「木の子とハムのカルツォーネ」。
美味しそうで頼んでみた。
出てきて、大きさに驚いた。
ところでカルツォーネとはなんだろう。
調べたら、ピザと同じ感じで、
半月形に、たたんで焼いたもの。
トマトやモッツァレラなどが定番らしいが、色々な具を入れ、
手で持って食べられるので人気になったそうだ。
この狐色は食欲をそそる。
きのことハムもいい具合。
もちもちの耳も美味しい。
手にもって、どんどん食べた。
満腹で店を出た。
セザンヌは進化していると思った。
だから人気が続いているのだろう。
そして、色々な思い出も蘇ってきた。
果たして、自分は進化しているのだろうか?
色々と思った帰り道。
セザンヌ
岩手県盛岡市永井12-113-1 |