Summer of 42 - Music by Michel Legrand
<音楽が流れます、音量に注意>
不意に見かけた新しいものに惹かれる時がある。
盛岡の紺屋町、上の橋を東に2、3分歩いて見かけた。
和栗モンブラン専門店「栗歩(くりほ)」が3月27日オープン。
店の中に入り切れず、外まで並んでいた。
新しもの好きの方が沢山いて、なんか安心。
とりあえず並んだ。
さほど時間はかからずに順番が来た。
目の前で、ペースト状の栗の餡を細くふんだんにかけてくれる。
なるほど、これは一見の価値がある。
イートインのスペースもあるが、お客さんが立ち並ぶ傍では・・・
箱に入れてもらいテイクアウトにした。
岩山に向かった。
駐車場で盛岡の街と岩手山を眺める。
これもご馳走だ。
並ぶのが好きじゃないのに、どうして並んだのだろう?
連日、スキーにバドミントンで体の芯まで疲れ果てている。
甘いものに惹かれたのだろうか。
ついてきたスプーンで食べてみた。
スポンジの台にメレンゲ、その上に生クリーム。
そして栗ペースト。
なかなかの価格だが、量も多い。
なんだかんだと完食。
岩手山を見ながらモンブラン。
ちよっとした贅沢。
コンビニで珈琲を買ってこなかった。
そもそも今日は岩山の展望カフェ、「GENKI(ゲンキ)」に行くつもりだった。
展望台のそばの駐車場に移動してゲンキに入った。
マスターは、元気に頑張っていた。
近頃、ゲンキに来ると「黒千石大豆珈琲」。
するすると喉越しよく美味しい。
「千葉さん、疲れてます?」
「はい、疲れました~」
「私も、なんだかんだと疲れてますが、頑張りましょう」と言われた。
いつも笑顔を忘れない人だ。
ゲンキの営業時間は、夜明けの前、1時間から。
コロナ前は、夜明けのコンサートも開催していた。
自転車で盛岡から京都まで行って来たり、凄いパワー溢れる人。
いつも元気をもらって帰る。
盛岡食いしん爺の本も置いてもらっている。
モンブランの味を思い出しながら黒千石大豆珈琲。
ゆっくりしていると4時も近い。
展望台に上がってから、帰途についた。
白のチョークで描いたような岩手山。
今日は、陽射しが心地良く、見に来る人もあちこちに。
これから日々、雪が減りだす。
その刻々と変わる姿を日々、夜明けに見ているゲンキのマスター。
きっとパワーをもらうんだろう。
その夜、栗歩の末茶のモンブラン。
食べながら思う。
いつか、ゲンキで夜明けを迎えてみたい。
今年の目標の一つにしよう。
和栗モンブラン専門店 栗歩盛岡店
〒020-0885 岩手県岩手市紺屋町7−12
喫茶GEN・KI
〒020-0803 岩手県盛岡市新庄字岩山15-52(岩山展望台下)