S. Myers - Cavatina (The Deer Hunter)
<音楽が出ます、音量に注意>
雪が溶けると始まるミカフェ。
3月に入り、行ってみた。
りんごの丘に向かう小径はアスファルトが顔を出していた。
下の駐車場に停めた。
遥か、岩手山を背景に盛岡の街。
足取りはゆっくり。
りんごの枝が真っすぐ空に伸びる。
望遠レンズに替えた。
あまりにも街に近く見えるので、一瞬、息を飲んだ。
小径を上る。
古木は今年も元気だ。
新芽を空に放ち、活き活きと見える。
陽射しを受け、草の薄い緑が広がっていた。
こんな色のラベンダーも、またいい。
ブルベリーなどの木からも続々と新芽。
膨らむほどに春は来る。
陽光を浴び、草も息を吹き返す。
クリスマスが終わる頃に閉め、春の気配と共にドアが開く「mi cafe(ミ カフェ)」
入るとオーナーの松本さんが「今年もよろしくお願いします。」の挨拶。
相変わらず窓からの景色もご馳走。
今日は、マンデリンと木の葉の形のアップルパイ。
テーブルに置かれると珈琲とパイの香り。
顔がほころんでしまう。
贅沢に三種のりんごを使っている。
松本さんに聞いてスマホにメモ。
「きんせい」「ほくと」と「大夢」。
どのりんごの味かは分からないが、口の中で味が変わる。
「美味しいなあ~」
と顎を上げると、天井にリスがいた。
目にとまった「mi(ミ)パフェ」
「りんご」と二種類あって迷ったが「ブラックベリー」にした。
アイスクリームは、ミルクの味が濃いのにあっさり。
生クリームとチーズケーキが上にのり、
ブラックベリーとそのソースが飾る。
底には玄米フレーク。
フレッシュでミルキーなスイーツ。
ペロリと食べてしまった。
綺麗なスイーツを堪能して、さらに景色のご馳走。
奥のテーブルからいい匂い。
松本さんが、毎年3月はランチに「まめぶ汁」を出すのが恒例だと言う。
長い間、訪れているが、3月には来ていない事になる。
「まめぶ汁」とは県北の久慈市、山形地域の郷土料理。
にんじん、ごぼうなどの野菜、焼き豆腐などと一緒に、
クルミと黒砂糖を包んだ団子が一緒に煮込んである。
NHKの朝ドラの「あまちゃん」に登場し話題となった。
父方の実家の雑煮が好きだった。
干し椎茸から出る出汁と醤油の煮えた匂いを思い出した。
松本さんのまめぶ汁も出汁がきいて美味しいに違いない。
「予約してくれれば、今月は大丈夫です。」
と言うので深く頷いた。
松本りんご園の林檎も3個買った。
さて、帰って仕事しようというと丘を下りた。
帰りは眼の周りが軽くなり、両手を振って歩く。
盛岡の街は、岩手山に抱かれ守られているようだ。
S. Myers - Cavatina (The Deer Hunter)
<音楽が出ます、音量に注意>
雪が溶けると始まるミカフェ。
3月に入り、行ってみた。
りんごの丘に向かう小径はアスファルトが顔を出していた。
下の駐車場に停めた。
遥か、岩手山を背景に盛岡の街。
足取りはゆっくり。
りんごの枝が真っすぐ空に伸びる。
望遠レンズに替えた。
あまりにも街に近く見えるので、一瞬、息を飲んだ。
小径を上る。
古木は今年も元気だ。
新芽を空に放ち、活き活きと見える。
陽射しを受け、草の薄い緑が広がっていた。
こんな色のラベンダーも、またいい。
ブルベリーなどの木からも続々と新芽。
膨らむほどに春は来る。
陽光を浴び、草も息を吹き返す。
クリスマスが終わる頃に閉め、春の気配と共にドアが開く「mi cafe(ミ カフェ)」
入るとオーナーの松本さんが「今年もよろしくお願いします。」の挨拶。
相変わらず窓からの景色もご馳走。
今日は、マンデリンと木の葉の形のアップルパイ。
テーブルに置かれると珈琲とパイの香り。
顔がほころんでしまう。
贅沢に三種のりんごを使っている。
松本さんに聞いてスマホにメモ。
「きんせい」「ほくと」と「大夢」。
どのりんごの味かは分からないが、口の中で味が変わる。
「美味しいなあ~」
と顎を上げると、天井にリスがいた。
目にとまった「mi(ミ)パフェ」
「りんご」と二種類あって迷ったが「ブラックベリー」にした。
アイスクリームは、ミルクの味が濃いのにあっさり。
生クリームとチーズケーキが上にのり、
ブラックベリーとそのソースが飾る。
底には玄米フレーク。
フレッシュでミルキーなスイーツ。
ペロリと食べてしまった。
綺麗なスイーツを堪能して、さらに景色のご馳走。
奥のテーブルからいい匂い。
松本さんが、毎年3月はランチに「まめぶ汁」を出すのが恒例だと言う。
長い間、訪れているが、3月には来ていない事になる。
「まめぶ汁」とは県北の久慈市、山形地域の郷土料理。
にんじん、ごぼうなどの野菜、焼き豆腐などと一緒に、
クルミと黒砂糖を包んだ団子が一緒に煮込んである。
NHKの朝ドラの「あまちゃん」に登場し話題となった。
父方の実家の雑煮が好きだった。
干し椎茸から出る出汁と醤油の煮えた匂いを思い出した。
松本さんのまめぶ汁も出汁がきいて美味しいに違いない。
「予約してくれれば、今月は大丈夫です。」
と言うので深く頷いた。
松本りんご園の林檎も3個買った。
さて、帰って仕事しようというと丘を下りた。
帰りは眼の周りが軽くなり、両手を振って歩く。
盛岡の街は、岩手山に抱かれ守られているようだ。