How Deep Is Your Love - Prague Cello Quartet
<音楽が流れます、音量に注意>
岩手山麓の別荘地にある「森のイタリアン La Mia Mamma(ラ ミア マンマ)」
に行く途中、偶然見つけた「ブロートヒュッテ 麦童(ばくどう)」
森の中にパンやテイクアウトの旗。
ちよっと覗いてみた。
焼けたパンのいい匂い。
もうカフェは閉めていたが奥にテーブルがあった。
色んなパンが並ぶ。
美味しそうなベーグルも。
パンとベーグルを選びながら、
奥さんから話を聞いた。
日曜日だけ、この店を開く。
森の中でカフェを開きたいという思いがあったそうだ。
「平日は、どうしているんですか?」
なんと月曜から土曜日は、盛岡でパンを売っているという。
材木町の「ベルク」だった。
主食になる重めの食事パンなどで知られている。
パンは、それぞれの店で焼くという。
まてよ、休みがない?
奥さんの話では不定休で時々、休むらしい。
伝統的に米が主食の日本。
欧米に比べたら歴史は浅いが、今や色々なパンが食べられる
いつの間にか朝はパンが普通になった。
何といっても簡単だ。
極端に言うと袋から出して焼くだけだ。
そのままでもいい。
朝ボケの私には手軽さが魅力。
珈琲を淹れればいいし、ミルクだけでも。
今や世界のパンが溢れている。
表面が硬く、中はサクサクのバゲットを時々買う。
パスタのソースやオリーブオイルが頭に浮かぶフォカッチャ。
酸味と仄かな甘みのライ麦パン。
ちょっと黒っぽくて重いあの密度が好きだ。
ベーグルはポーランドだったかな?
勿論、その国の物とは味も違うだろう。
主食として食べるパンは、味は薄くてもいいわけだ。
近頃、栄養が豊かな「全粒粉」で作ったパンもよく目にする。
盛岡で暮らしていても色々な味を楽しめる。
しかし、「ベッカライ ベルク」を盛岡の街で営み、
日曜は、岩手山麓の森の中で「ブロートヒュッテ 麦童(ばくどう)」を開く。
オーナー夫妻は、パンをこよなく愛しているのだろう。
素朴な小麦の味を十分に楽しんだ。
美味しかった。
材木町の夕顔瀬橋近くを歩いた。
今はマンションが建ち並ぶ。
移り行く街の姿とともに食も変化するのだろう。
この通りに出店が並ぶ「よ市」。
以前は、野菜、果物などが中心だった。
今では、地ビールのベアレンやワイン、珈琲など多彩で若い人も多い。
もうすく白鳥も飛び立ち、春がくれば「よ市」が始まる。