プッチーニ「アリア 誰も寝てはならぬ」歌劇トゥーランドットより
オーケストラ クラシック音楽名曲編
<音楽が流れます、音量に注意>
3月の中旬の事。
春の嵐の後、盛岡は北国の景色に戻った。
でも春の雪。
一日ではとけきれなかったが、殆ど消えた。
先人達は三寒四温と、よく言ったものだ。
子どもの頃は、ぐちゃぐちゃの雪を足で潰したものだ。
階段のとけかかった雪を長靴で蹴っ飛ばした。
一段ごと雪を端に寄せた。
なんだか春が早く来そうな気がした。
あの小学生の頃、
南部煎餅がテーブルにのると、
「なんだ、またか・・・」
と思ったものだ。
中学、高校としだいに遠くなる。
東京の学生時代には、忘れていた。
社会人になって仕事にも慣れた頃、
職場で出会った。
「南部せんべいか・・・」と思ったが、一枚かじると懐かしかった。
そして、美味しいと思った。
歳を重ねるごとに好きになり、
今では、毎日のように食べ、家にきらすことはない。
先日買ってきた、「炉何煎(ろっかせん)」の南部せんべい。
もともとは、佐々木煎餅店として昭和7年に創業。
平成5年に店名を炉何煎(ろっかせん)と変更した。
昭和の後半には米胚芽入のせんべいを作った。
その後も進化を続け、サクサクの食感の南部煎餅を追及している。
今や成城石井でも買える。
凄いぞ、南部煎餅!
ゴマの香り。
ピーナツの食感。
削りピーナツもいい。
小麦胚芽入りの煎餅は、香りと舌触りがとてもいい。
とまらなくなる。
うき煎餅。
ふんわりとして、口の中で溶けていく。
小学生の頃は、よく学校で将来の夢を書けと言われたもの。
1年生の時、機関車の運転手と書いた。
昨年、実家で、たまたま高学年の文集を見た。
会社の部長になると書いてあった。
なんと現実的で、自分にがっかり。(笑)
夢は、努力すれば必ず叶うとは思っていない。
未来に向かって頑張るもよし、
ただただ夢見るもよし。
小さな夢をたくさん叶えるものもいい。
文集に書いたとおり部長という職に就いたこともあるが、
それが目標ではなかった。
あまり夢のない暮らしをしてきたようだ。
夢を語る人が羨ましいし、素晴らしい事だと思う。
これから夢を持ってみようかなあ~