Georges Moustaki Le temps de vivre

<音楽が流れます、音量に注意>

 

 

昨夕、蕎麦が食べたくなった。

盛岡の中津川に架かる「下の橋」の近く、「蕎麦喰い処 やまや」へ。

創業大正13年、盛岡の老舗の蕎麦屋の一つ。

やまやの裏手に「賢治の井戸」があり、

その辺りに宮沢賢治が下宿していた時期もある。

旧岩手銀行の赤レンガ、旧九十銀行や盛岡劇場が建ちあがる、

街の姿を見ていたらしい。

 

やまやでは、さらしな、だったん、挽きぐるみと並べて食べられる。

昔は小さな障子で仕切られた小部屋があり、

酒を酌み交わしては忌憚のない話をした記憶。

スキー帰りに、かけカレー蕎麦を食べたりしたことも。

昔は、三種の蕎麦をテーブルに並べた。

今宵は、さらしなとだったん。

 

まず、さらしな。

白く細く、繊細な感じ。

口あたりと喉ごしを楽しむ。

相変わらず綺麗な蕎麦。

 

 

つゆをつけなくても、どんどん食べてしまう。

 

 

次はルチンが豊富だと言われるだったん。

力強く風味がある。

 

 

蕎麦を選んで、次にトッピングを考える。

いつも迷う。

もり1枚で、385円とリーズナブル。

 

 

季節の天ぷらと海老天1本を頼んだ。

長く太い海老、プリッとして食べ応えがある。

半分は塩で、残りはつゆをつけた。

 

 

サクサクの季節の天ぷらは、舞茸と小海老も入っていた。

 

 

いつだったか、ご飯に天ぷらを頼み、ミニ天丼にしたことも。

かけカレーとご飯も美味しかった。

お客さんは、それぞれ思い思いに注文する。

 

 

つゆに蕎麦湯を注ぐ。

蕎麦猪口の温もりを両手で包むようにして飲む。

鰹節のいい香り。

十年以上前、仕事仲間たちとよく来た。

日本酒を傾け、話が弾み、〆の蕎麦を喜んだ。

あの仲間達は、今どうしているだろう。

長い間通う店には想い出も海ほど山ほど。

 

 

ここで蕎麦将軍の若き大将も修行して独立した。

今、働いている若い人たちも、きびきびと一生懸命だ。

 

 

週末には行列が出来る。

親方は、蕎麦打ち体験の教室に出向いたり、蕎麦の効用を手書きで書いたり。

きっと、こよなく蕎麦を愛する人なんだろう。

そのうち、また蕎麦を打つ姿を見てみたい。

 

 

節分も過ぎ、立春。

マフラーとダウンを脱ぐ日は、まだまだ遠い。

凍てつく風は、賢治の頃と同じなんだろう。

 

 

 

 

蕎麦喰い処 やまや

〒020-0025 岩手県盛岡市大沢川原1丁目1−16

 

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