Chris Rea - Driving home for christmas
<音楽が流れます、音量に注意>
9月の下旬から大きな濃紺の暖簾が下がらない。
めん処「はすの屋」
玄関の引戸に貼り紙。
怪我をしたらしい。
女将さんが一人で切り盛りしている店。
常連さん達は心配。
11月に入って貼り紙も消えた。
12月のある日の昼下がり、車で通りかかったら見えた暖簾。
丁度ランチがまだだった。
早速行ってみた。
もう二十数年前、
夫婦で始めた「はすの屋」
全国から煮干しなどを取り寄せ、試行錯誤の日々。
二人が納得する味に辿り着いて開店。
その頃、中尊寺の古代蓮が復活を遂げ咲いた。
名前は「はすの屋」
数年後、しばらく暖簾を見る事がない時期があった。
しかし、「めん処 はすの屋」は奥さん一人で復活した。
怪我と聞いて心配していたが、腰を痛めていたらしい。
常連さん達は、ひと安心。
私も奥さんの顔を見て安心。
「肉麺」を頼んだ。
特製のチャーシューが麺を覆い隠す。
たやすく箸で、千切れるチャーシュー。
とろりと口の中で消える。
透きとおったスープには見えない深いコクがある。
「味はどうですか?」と聞く。
「変わらず美味しいです」
スープも麺もチャーシューも相変わらず美味しい。
そしてメンマもいい食感。
「あ~よかったです」
お客さんに美味しいと言われることが一番だと言う。
「はすの屋」では、年中、「冷たい支那麺」も食べられる。
「冷たい支那麺」(21年8月撮影)
アクリル板越しの隣の人は「冷たい支那麺」
左隣の人は、「黒麺」だった。
スープがあれば4時頃まで開いているので、遅いランチでも大丈夫。
4種類だけのメニューだが、飽きない味でファンも多い。
「また、来年来ます!」と言い、女将さんの笑顔に送られて店を出た。
肉麺で温まり、冷たい風も心地良い。
歩いていて道端で見かけた不思議な直物。
誰かが話していた。
アワモリ草だったかな?
満足して街を歩けば、いろんなものが見えてくる。
めん処 はすの屋
〒020-0885 岩手県盛岡市紺屋町2−20