Louis Armstrong - What A Wonderful World
<音楽が流れます、音量に注意>
「盛岡食いしん爺日記」と題してブログを始めたのが2016年。
食いしん坊が年を重ねて食いしん爺。
日々の見た事、食べた事や想い出を写真と音楽にのせて書いてきた。
時々、載せる猫のルハン君。
昨年の11月で7才。
ブログと一緒に育ってきた。
彼の方は、もう堂々としたもの。
東京から新幹線に乗ってやって来た。
450グラムで片手で抱っこできた。
どこが淋しそうな顔をしていたが、
すぐに部屋の中で、横っ飛びで走り回った。
ゲージに入れると淋しげな顔。
ゲージを卒業すると、
テーブルや机の上の物を落として逃走。
いっぱい食べて腕の中で眠った。
猫と人間の付き合いは古い。
古代エジプトで一緒に暮らすようになり、穀類などの番人として重宝がられた。
シルクロードを伝い中国を経て、
日本には奈良時代に、仏教の経典を鼠から守るため一緒に渡航してきたらしい。
時々、自分から入ってみたりも。
体重はみるみる増え、今では4キロを超えた。
「シャー」は年に1度か2度。
動物病院の先生の話では、アメショウにしては穏やかな性格らしい。
「ごはん、ごはん」と言うとどこからともなく登場。
月に1度、病院、ペットショップに出かける。
時々バッグに入るのは、「出かけたい気持ち?」
好奇心旺盛。
何でも見て、匂いを確かめ、触ってみる。
転がしたり。(笑)
7才になり、いよい凛々しくなった。
花火の音、雷、救急車など世の中の音にも慣れた。
ただ、カラスの声が聞えると窓辺に座り様子を見る。
ずっと健康優良児だったが、昨年、片方の目が結膜炎になった。
初めての病気。
数日間、彼の涙を見た。
目薬を嫌がるので、点眼した後におやつ。
慣れた頃には治った。
やんちゃなままで、いて欲しい。
今でも時々、腰の辺りにまで飛び跳ねてくる。
パソコンの机の近くに来て大きな声で鳴く。
椅子から立つと飛び乗り、丸くなる。
ここは、自分の場所と主張する。
耳の辺りを撫でると顎を上げる。
撫でていると「クゥ~」と鳴く。
「ふんふん」と返す。
「クゥクゥ~」と来たら「ふふ~ん」と返す。
話しているつもり。
満足すれば毛布に顔を寄せてすやすや。
寝息も可愛らしい。
どんどん私に追いついてくる。
もっとゆっくり生きて欲しい。
疲れた時や落ち込んだ時、
そばにいてくれると、心が穏やかになる。
幾度となく救われた。
今もキーボードを叩いていると傍に来て「ニャ~」と語尾をのばす。
椅子を明け渡さないと始まる悪戯。
見ていると彼の暮らしは日々違う。
眠る時間、起きて鳴く声、遊びのおねだりや食欲も違う。
とにかく一日をゆっくり生きて欲しい。
年末に届いた虎屋の羊羹。
新春にピッタリだ。
可愛いトラは猫みたいに見えた。
さて、眠っているうちに、お茶を淹れ、そっと老舗の味を楽しもう。