Sabor A Mi · Laura Fygi
<音楽が流れます、音量に注意>
盛岡から国道4号線を南へ。
紫波町の「高福」を目指す。
ちょっと早めに着きそうなので通り過ぎ、日詰商店街へ行った。
レトロな商店街の駐車場に停め、スマホでちょっと仕事。
電話も2本。
終わってひと息。
ふと、日詰に高校時代の同級生がいる事を思い出した。
確か日詰商店街の東だったはず。
会ってみたいと思ったが、そろそろ時間。
少し戻って「高福」へ。
今宵は4人。
甘味処「高福」に来て、驚いたのは創業が明治40年。
百年の歴史。
歴史の流れと共に色々と時代に合わせてきたそうだ。
4代目の高橋さんと話していると皆さんが来た。
早速、白湯を飲みながら挨拶を交わし食事会の始まり。
柚子のお茶にジンジャーを添えて。
柚子の香りに包まれながら「マコモダケ」の話など。
先日、住吉さん主催のマコモの料理教室があり、食べるだけの参加だった。
その縁で「高福」の料理を楽しむ会に誘ってもらった。
前に来た時に知った椿の実の箸置き。
素敵だ。
皿を見ていると美味しい期待が膨らむ。
マコモなどの煮物。
優しい味つけだ。
すぐ小皿から消えた。
菊の酢の物は大葉と一緒に食べた。
美味しい。
柚子にひと口大の餅。
香りと餅の食感を楽しむ。
スープは、長ネギのポタージュ。
仄かに薫り、とてもすっきりとした味。
「これは、美味しい!」と顔を上げるとみんなが笑う。
メインの登場に再び感激。
カブの存在感。
主役に負けていない。
メインの鶏は、丁寧につくねにしてあり、とても美味しい。
箸休めに、ほどよい酸味の茗荷。
ご飯をお代わりした。
併せ味噌の味噌汁にはマコモがたっぷり。
「お代わり、できます?」と聞いてみると「喜んで」と高橋さん。
美味しい物を食べていると時間を忘れ、笑顔が零れる。
そして、デザート。
アボガドとキウイのムースは、初めての味。
とても爽やかだった。
餡子の中に小さなカボチャ。
絶妙の組み合わせ。
美味しく嬉しい料理の余韻を楽しみながら珈琲。
「来て良かった~」と呟くように言うとみんなが笑う。
もう外は真っ暗。
国道を通る車を見ながら思った。
「まさか、ここに素敵な店があるとは、知らない人も多いだろう。」
帰りに住吉さんからのお土産。
マコモダケとり放題など!(笑)
皆さんと再会を約束して盛岡へ。
ご一緒した方からも菊の花をいただいた。
マコモ茶を住吉さんからいただいた白神山地の水を使って淹れた。
身体が静かに元気になっていく感じ。
お茶を飲みながら、ご一緒した方の顔が浮かぶ。
みんなに元気をもらった気がした。
そして、近いうちに同級生を訪ねてみよう。
高校時代のアルバムや名簿は、どこだったかな~