HAUSER - Caruso - 'Alone, Together'
<音楽が流れます、音量に注意>
11月10日、盛岡は雨が降ったりやんだり。
たぶん、盛岡城址の紅の葉は、散ってしまっただろう。
午後になって小降りの雨の中、傘を持った。
流石に訪れる人も少ない。
城跡を歩いた。
半分ほどが地面を覆い、散り際の葉は最後の輝き。
雨が一層、色合いを深くする。
雨に濡れ、苔むした石垣は少し黒ずんで、いよいよ落ち着きを見せる。
城跡を上り息を飲む。
今年も紅の絨毯を見る事ができた。
美しい。
雨に濡れた紅の絨毯。
雨に濡れ、一枚一枚の葉は艶を増す。
妖艶なほどに紅く。
通る人も立ち止まり、同じく息を飲むのが分かる。
銀杏の樹の下。
ふかふかの絨毯。
早めに落ちてしまったのだろう、対の銀杏はまだ若い。
石垣を装う紅と黄。
視界に入るものすべてが美しい。
その昔に造られた石垣と今年限りのもみじの葉。
隙間に入り込んだ三枚。
雨の日もいいものだ。
十分、今年も紅葉を堪能し、見届けた。
ゆっくり家路についた。
そうだ、帰ったら届いていた紅茶でも淹れよう。
晩秋の和菓子もいい。
盛岡市「竹芳」の和菓子。
次は、紅茶を淹れた。
最近、ちょっとした話題の前橋市の「あおねこの紅茶」
色々な雰囲気に合わせて楽しむ紅茶。
なんとなく今日の気分に合う感じで美味しい。
そして、ちょっと遅れたハロウィン(笑)
「ガトーフェスタハラダ」のハロウィン限定のティグレス。
カボチャの風味がいい。
あっという間に2個食べた。
今日は、ついついお菓子を食べ過ぎた。
まあ、そんな日もあっていい。
そう言えば、以前、その人に色々とアドバイスを求められ、
「ただ、あなたより人生の先を歩いているだけなので」と前置きした。
自分の経験をなるべく正確に話すしかない。
「後は、自分で判断して欲しい」と言った。
今、その人は逞しく生きているようだ。
先日、古い友達と電話で、
学生時代のあの頃、「ハロウィン」があったかどうかの話になった。
「何も記憶がない」と笑った。
気がつけば、長い事生きてきたものだ。