All the Things You Are - Tommy Flanagan Trio
<音楽が流れます、音量に注意>
珍しく朝から仕事。
午後になって右目の上瞼がピクピク、なかなか治らない。
パソコンの電源を切った。
陽射しにも誘われ、小岩井方面へ。
落ち葉が舞う。
もうすぐ、樹々は丸裸。
舞い散る葉が、走る車のフロントに小鳥のように飛んで来る。
小岩井から、西の奥羽山脈の山懐へ。
葛根田川沿いに上流へ遡る。
触れなくても水の冷たさを思う。
山の懐の樹々の葉は地面に落ちて。
ひと際目立つ山紅葉。
しっかり葉を落とさないと雪の重みで、小枝が大変らしい。
道端に停めた。
擁壁の散り際の紅葉のような色。
そこに苔がむしている。
人の造った壁と自然が織りなす光景。
いったい、どれほどの年月が流れたのだろう。
滝ノ上温泉に着いた。
近くの山頂だけに陽があたる。
影の中の風は、もう冷たい。
辺りの空気が冷えて白煙が目だっていた。
滝ノ上温泉「滝観荘(りゅうかんそう)」の風呂に。
自分の身体に合う気がするお湯。
「あ~」「う~」とか「お~」ばかり。(笑)
お湯に身体をあずける。
小さな幸せに眼を閉じる。
11月中旬で、ここも閉まる。
後は新緑の頃まで待つしかない。
風呂上がりに、フードコートで珈琲を頼んだ。
窓に近づくとカメムシだろうか?
いつか西和賀の人が語っていた。
「カメムシの多いと雪が深く積もるらしいです。」
温もった身体。
椅子にもたれて、しばし珈琲時間。
ここは、秘湯の素敵なカフェ。
窓の外を眺めながらの珈琲。
いっそう美味しい。
帰りに、地熱発電所を見に行った。
オレンジの光に照らされる鉄のパイプ。
一つひとつに役割があり、きちっと繋がっている。
それでいて綺麗だ。
いつもより、長く車窓から眺めていた。
開けた車の窓からの冷気。
さて、ゆっくり帰ろう。
気がつけば、残り少ないカレンダー。
11月の中旬は、もうすぐ、閉まる前にもう一度訪れたい。
おや、目の痙攣が治まっている。