Moon Night(ノクターン第2番) 古澤巌
<音楽が流れます、音量に注意>
10月16日(土)
紫波町のオガールにある情報交流館で行われた「マコモづくしのご飯の会」へ。
主催者は、男鹿市在住の住吉さん。
10時半からの開始。
参加者みんなで調理するが、
途中からの参加を認めていただきました。
12時過ぎに着くと、出来上がった料理を並べていた。
皆さん楽しそう。
「真菰(マコモ)」とは、亜熱帯に自生するイネ科の植物。
日本では、稲の伝来より前から湿地に生えていたという.。
水田や沼地では2メートルぐらいに育つ。
その長さは、住吉さんの背丈を超える。
初めて見た!
古来から妙薬として言い伝えられていたようだ。
マコモの事を住吉さんに教わり、初めて知った。
殆どの病気の始まりは大腸の不調からであり、マコモは菌を持ち、
大腸の機能を整えるらしい。
出雲大社の本殿のしめ縄などにも使われているそうだ。
栄養については色々研究もなされてきたよう。
なるほど住吉さんは元気、快活なわけだ。
ご挨拶をして、席に着いた。
<マコモづくし>
初めてのマコモにワクワクする。
薄く切った「刺身」も添えられていた。
わさびは、白神山地の水で育ったもの。
軽くわさびと醤油で食べてみた。
サクサクっとした食感!
マコモダケの収穫は9月下旬からで、もうすぐ楽しみは終わる。
<味噌汁>
輪切りにしたマコモに昆布のだしの効いた汁。
美味しい味噌汁とマコモ。
後で、お代わりしようとしたら売切れで、皆に笑われた。
<炊き込みご飯>
白米と玄米の二種。
シンプルながら、噛むほどにやわらかな甘みのご飯とマコモの食感。
あっという間に一膳食べて、お代わりをした。
筍を焼いたようなマコモがメインに置かれていた。
皮も使えるそうでとっておく。
剥いて食べてみた。
サクサクの食感で、トウモロコシのような甘み、栗のような味わいも。
思わず「美味しいですね!」と住吉さんに向かって言った。
そのほかに、きんぴら、昆布の佃煮、木耳とのレモン炒め。
味のバリエーションが豊かで楽しくなる。
これは、ご飯がすすむ、すすむ。
マコモと生姜のみじん切りの「しぐれ味噌」
何んでも合いそうで、これだけでご飯一膳はいける。
葉まで使ってお茶まで。
ほんとうに「真菰(マコモ)尽くし」
参加した方は「食」について関心が高く、色々と活躍している方々。
自分で作物を育てたり、プロとして調理していたり。
食器も住吉さんの手製。
皿の上で、マコモが踊る~
食器を運ぶバッグもアケビのツルで、オリジナル。
料理としてテーブルにのせるまでのこだわりが凄い。
教室の雰囲気も楽しく、皆さんも活き活き。
参加者の方から柚子の味噌漬けをいただいた。
香り立ち味わい深く、色々な物に合いそうだ。
時雨味噌といただいた柚子の味噌漬け
とても美味しく楽しい時間になった。
機会をいただいた住吉さんに感謝です。
来年の晩秋に「マコモ」とまた再会したい。