Jackie DeShannon - What The World Needs Now Is Love
今日の街は、清々しい。
遠く正面に盛岡八幡宮。
歩きたくなる。
けれど少々左の肩から腕にかけての痛み。
コロナのせいで、2度目の筋肉注射。
まずはランチにしよう。
八幡の通りの蕎麦将軍。
風に舞う暖簾が誘う。
そう言えば、せっかく開店したものの間もなくコロナだった。
若き大将は、それでも頑張っている。
「蕎麦将軍」と言う名も好きだ。
蕎麦で天下をとって欲しい。
暖簾が店の中に誘うように流れるのは、入口を開けているからだった。
「なるほど」
ひとり感心している。
座ると、すぐにタレと蕎麦猪口が置かれる。
これは、大将が修行した大沢川原の「やまや」と同じ。
入れ物も似ている。
その日は、昼限定の「とうめしランチ」
「とうめし」のぬきにした。
初めて食べるお客さんは、たいてい「これは何ですか?」となる。
「とうめし」とは時間をかけて煮込んだ豆腐と半熟気味の卵がご飯にのってくる。
これを好き勝手に食べる。
混ぜて食べたり、別々に楽しんだり。
途中で特製のラー油をかけるのもいい。
今日はワクチンを打った翌日。
若干食欲がないので、ご飯をぬいた。
小さなかき揚げも美味しい。
ナスとキュウリの漬物もとても美味しい。
食べているうちに湧き上がる食欲。(笑)
きのこのおろしがあった。
これは、たまらない。
迷うことなく頼んだ。
アミ茸などがこれでもかと、山に。
大根おろしが全く見えない。
大好物のアミ茸。
秋を味わう。
勿論、そばも美味しい。
風味が強く、喉越しもいい。
ある人が言っていた。
「蕎麦将軍のそばは、丁寧に打ったそばですよね。」
時々、何もつけずに食べる。
もうじき新蕎麦の季節。
先週のそば畑は満開だった。
新米も近い。
そんな事を考えながら箸を動かす。
これから日毎に秋は深まり、
気がつくと虫の音も途絶え、空から白い物がちらほら。
北国の短い秋。
存分に秋の味覚や紅葉を楽しみたい。
そんな事を思いながら食べるうちに完食。
大将に「今日も美味しかったです。そろそろ新蕎麦ですね。」
すると「もうすぐです」とニコニコ顔。
微笑み返して通りに出た。
左の肩は少し痛いが軽く街を散歩して戻った。