Disney Instrumental ǀ Neverland Orchestra - Some Day My Prince Will Come
<音楽が流れます、音量に注意>
海沿いのまち久慈市に向かった。
いつもの道ではなく山道を走りたくなった。
今では珍しい昔ながらの稲架(はさ)掛けで天日干し。
旧南部藩では列を作るが、
伊達藩だと焼き鳥のように一本ごとに立てる。
途中で道端の栗を拾ったり。
だいぶ遅れて葛巻の街へ着き、遅いランチになった。
葛巻町は、周りを1,000メートル級の山々に囲まれている。
基幹産業は酪農と林業など。
豊富な森林資源を活かし、バイオマスエネルギー事業を展開したり、
ワインや畜産資源を活かした事業も盛んだ。
それでも過疎化は深刻。
葛巻町のHPを見たら1980年で11,972人
それが2020年では5,902人で、6070人の減少。
年少人口(0才~14才)で比較すると、
1980年で3,077人が2020年で415人、2,662人の減少。
昭和の後半から減少が加速。
葛巻に限らず大都市の周辺以外の町村は同じだろう。
ランチは「やどり木」に決めていた。
一戸町の一守書店さんが、
「頑張っているから、いつか寄ってみて」と言っていた。
、2019年3月に「やどり木」というまちづくり会社」が誕生。
空き家を改装し、コミュニティカフェをオープン。
イベントやデザインの仕事、葛巻の特産品開発なども手がけている。
リノベーションは出来る限り自力。
基本の改修は地元の業者に依頼したが、
内装は地域の人や友人などの力を得てセルフリノベーション。
「自分たちの居場所は、自分の手で」という考え。
数年前から商店街の古民家などを活用して始まった「くずまきクラフト市」
このイベントに関わり、まちづくりを考えたらしい。
クラフト市を昨年に訪れた。
出店は50件近い。
雑貨、本、こだわりの食材で作られた料理や焼菓子などが並び賑わっていた。
「やどり木」とは樹に鳥の巣のように生えるヤドリギの事。
ほかの木の枝で育つ。
ヨーロッパでは縁起のいい植物と言われ、この辺りでもよく見かける。
木彫りの大きな熊がお出迎え!
一本一本の毛がリアル。
その日のランチはカレー。
焼きカレーもある。
元気な地元の野菜たち。
焼きカレーの香ばしさ!
トロ~リとチーズ。
熱々をフウフウしながら、ゆっくり味わう。
一緒の方は特製のカレー。
「スパイスがいい具合に効いて美味しい!」
食後はチャイ。
優しい味に日常の喧騒は遠くへ。
最近、都市から離れた町や村の奥の集落も見に行く。
田には雑草が繁り、廃屋も目立っていた。
仕方がないがコロナで莫大な公金が使われている。
日本の毛細血管が危うい。
与党や野党の先生方は、こんな活動を知っているのだろうか。
「ん?」
人口が減るって事を「昔に戻る」と考えれば、
あまり悲観的に考えなくてもいいのかも。
帰りは熊の親子の見送り。
頑張る人たちを見て元気をもらった。
充電して久慈方面へ出発!
やどり木(yadori-gi)
〒028-5402
岩手県岩手郡葛巻町葛巻第13地割17番地5
(JRバス東北 葛巻駅から徒歩1分)