Love Theme, Orquesta Real de Xalapa, Esencial
<音楽が流れます、音量に注意>
午後2時半過ぎても、まだ雨は止まない。
パソコンをシャットダウンして立ち上がった。
「雨なんて、どうってことない!」
行きたい所へ出かけることに。
珍しく、ちょっと強気で雨音を道連れに。
雫石経由。
山伏トンネルを抜ければ、もう西和賀。
ここから南北に長い盆地。
先月に行ったばかりの秋田県境に近い「ノッカ」へ
素敵なアプローチ。
2度目でも一歩ごとにワクワク。
オーナー自作の工房。
「また来ました。」
「いらっしゃい!もうすぐストーブの季節なんです。」
とオーナーが薪ストーブを指差した。
気がつけば、剥き出しの両腕が冷たい。
この前、気づかなかったカップホルダーの進化の歩み。
写真の右から左へと。
置いた時の安定度を高め、次は、手に馴染むように。
完成までのプロセスを聞いた。
奥さんがハーブティーを淹れてくれた。
もちろん、ノッカのカップホルダー。
ただの紙コップが「カチッ」と音がして、お洒落に変身。
工房が軌道にのるまで支え続けた奥さん。
2人は交代で赤ちゃんを抱え、長男は元気に飛び回っていた。
赤ちゃんのお尻をイメージした曲線。
作品の一つひとつに木の温もり。
奥さんは、西和賀の出身。
東京に出て満員電車に揺られる暮らしを続けているうち、
故郷の良さを思い知ったという。
2人には、小さな物語がありそうだ。
急いで聞くにはもったいない。
いつかゆっくり2人の話を聞いてみたい。
ノッカの木工製品は、手に馴染む事を追求。
すると綺麗で優しい曲線になってくる。
オーナーの一家を見ていると、こっちも幸せ気分に。
店には、奥さんが集めたオーガニック製品も並んでいた。
「今度は、ゆっくり話を聞かせてください」
「いつでもどうぞ」と見送られた。
ネットで買うのも便利だが、
作り手の笑顔を見ながら過ごす時間は最高だ。
帰ったら「親指休憩所」の使い道を考えよう。
<買ったのは、親指がすんなりとはまる、キーホルダーとしおり>
その日、盛岡に帰るとある方から雑穀ご飯をもらった。
翌日、眠い目をこすりながら、
ノッカで買ってきたレトルトを温めた。
朝の「雑穀オーガニックビーフカレー」
スパイシーでヘルシーなカレー。
コクがあり、美味しかった。
元気な一日になりそうだ。
nokka
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