My Foolish Heart · Phil Spector and The Teddy Bears
<音楽が流れます、音量に注意>
花巻市で、まち散歩マガジン「マチココ」という雑誌の定例ランチミーティング。
場所は古い街並みの鍛治町にある喫茶店。
「yae麩りん(ふーりん)」
JR東北本線が近くを走る。
見るからに歴史を感じる陸橋。
歩行者の通路が別になっている。
このすぐ向こう側に「yae麩りん(ふーりん)」がある。
3人は「ビー麩カレー」
カウンター席とテーブル席に分かれて座った。
自分だけ、その日の日替わりランチ。
今日はハンバーク。
ん?
酢豚まで。
ひと口食べたら、なんと「麩」だった!
ヘルシー!
メインのハンバークもボリュームがあり、美味しい。
なんとまあ、これで、たしか680円。
食べ終わるとコーヒーゼリー。
琥珀色に輝く。
聞けば、「KEYCOFFEE(キーコーヒー)」で働いてた方が開いた店だった。
どうりでコーヒーゼリーも美味しいわけだ。
洗練されたCOFFEEに、添えられたのは、「麩のラスク」だった!
元々、この店は「麩」の製造小売りの店だった。
オーナーは、その名残を消したくないと言う。
長年勤めていた会社から贈られた珈琲ミル。
社長さんから、コロナ禍の最中に開店した店へのエール。
2台しかないオリジナルのミルで、現状にも負けず、
頑張って欲しいとの思いが込められているそうだ。
きっと石炭の代わりに情熱で動くのだろう。
課題も多いが、
色々な話しも終わって解散。
それぞれの仕事へ。
その日は19時までに盛岡へ戻ればいい。
時間が空いた。
東和町の方をぐるっとドライブ。
昭和レトロな土沢商店街。
街を飾る万国旗は、
なんだかパラリンピックを祝っているよう。
その後、棚田を見に行った。
パン屋「粉ひきのゴーシュ」が見える。
白い建物が色づき始めた田園風景に映える。
広がる棚田は、まるでゴーシュの庭のようだ。
田んぼの傍によると、
黄金色に染まりかけた稲穂が首を垂れていた。
花巻は石鳥谷、大迫そして東和の町と合併。
広い地域を網羅して、まち散歩マガジン「マチココ」は頑張っている。
さらに多くの人に手にとってもらいたい。
そのためには、さらなる進化が必要。
風景を眺めながら、珍しく仕事の事を思う。
今日も何気ない一日は暮れていく。
さて、盛岡へ帰ろう。