The Pianist (2002) - Full soundtrack (Chopin)
<音楽が流れます、音量に注意>
<早池峰の麓「お山カフェ アスチルベ」>
「あすちるべセット」特製スパイシー豆カレーにサラダとルイボスティー。
ご飯は、「黒ゴマのおこわ」を選んだ。
盛岡から、396号線を大迫方面へ。
紫波町の赤沢の方へ左折。
小学校や集落を抜け、山道に入る。
すれ違いは待避所。
九折の狭い道を慎重に。
しばらく走ると折壁峠。
急に開けた峠からの展望が素晴らしい。
谷あいに見える集落。
暮らし始めた人々にはどんな物語があるのだろう。
峠を下り、少し走れば、
ダムで出来た早池峰湖にぶつかり、大迫の町から来る整備された道路に合流。
殆どの人は大迫のまちから続く、走りやすい道を来る。
何故か難所を抜けて行きたかった。
岳集落に向かう。
宿坊が途切れ、神楽で有名な早池峰神社。
すぐ先に目的の「お山カフェ アスチルベ」
峰南荘と繋がっていて、
夕方でカフェは終わり、登山客など泊り客の食堂にかわる。
そのため、アスチルベは16時に閉店。
「アスチルベ」とは、花の名前。
和名は升麻(しょうま)という。
ググってみると和名が泡盛草、泡盛升麻などと出てきた。
宮沢賢治の作品にも登場する。
夏になるとこの辺りにも咲くらしい。
一歩、足を踏み込むと緑の世界。
大きな窓の向こうは、抹茶色の深い緑。
たぶん、今、一番濃いと思う。
どんどん樹々の葉は競うように広がり、影を作り出す。
黒い梁や大小の木が建物を支える。
これも素敵なデザインに見えた。
見とれているとスタッフの人から、
「食いしん爺さん!」
知り合いの方が手伝っていた。
ここは、地域の方々が営むカフェ。
誘惑のメニューの中から、
スパイシー豆カレーにした。
ご飯は、白ご飯とおこわから選べる。
その日は、黒ゴマおこわだった。
優しい味のカレーともちもちのおこわ。
ゴマの風味とよく合う。
ひと口食べたらスプーンが止まらない。
身体が喜んでいる。
多めに見えたが、あっという間に完食。
つけ合わせの野菜たちも瑞々しかった。
「大迫の恵みセット」の写真を撮らせてもらう。
ひっつみだ!
たっぷりの野菜とクリームコロッケ。
美味しそうだ。
ひっつみを箸上げしていただく。
ファインダー越しに見ても「美味そうだ・・・」
窓から覗くと下に、川が流れている。
しだいに毛羽立っていた神経が整っていく。
「美味しかったですね~ また、ゆっくり来ます」
「是非、マイナスイオンを浴びに来てください」
外に出て、ベンチの方に行ってみた。
風もなく耳を澄ます。
水の音、鳥の声を聴きながら深呼吸。
ここまで来たら、勿論、早池峰神社にお詣りして帰ろう。
早池峰ロッヂ 峰南荘
岩手県花巻市大迫町内川目1-72
TEL: 0198-48-5214