Oscar Peterson Trio "Wave" (A.C.Jobim)
<音楽が流れます、音量に注意>
盛岡は、3日続けて午後から突然の雷雨。
空を裂く光と轟音。
木曜日の天気予報を信じて、昼前に出かけた。
東北自動車道を南下。
盛岡から花巻までは最高時速120キロ。
青空の下、快調に走る。
北上のジャンクションから西へ。
秋田道は70キロながら、連続するトンネルを次々に抜ける。
いつものように山内パーキングでひと休み。
3月には、2メートル近い雪に埋もれていたのが信じられない。
ここまで来れば、もう横手は近い。
最後のトンネルを抜けると一気に空が広くなる。
今日の目的地は、「三関」
午後1時近い。
ランチで悩む。
中華そば、稲庭うどん、あるいは横手焼きそばもある。
なるべく三関の近くにしようと思った。
増田町に向かう。
佐藤養助商店の「漆蔵の資料館で稲庭うどん」にしよう!
それに少し蔵のまちを歩きたい。
着くと蔵の見学だけで食べ物は休業中。
仕方がない、本店のある湯沢市へ。
駐車場に停めた。
ドアを開けて出ようとすると、
すぐ道路向かいに見たことのない店。
本店と同じ暖簾が仕舞い込まれた。
「?」
気になるが、まずは数年ぶりの本店へ。
江戸時代から続く製法。
伝統の味は機械には頼らない手作業。
粉を人の手で繰り返し練っては熟成。
手間をかけた仕事から微細な気泡が多く入り、
ゆで上げてもコシが持続するという。
ちょっとした湿度や温度にも気を配るそうだ。
代々受け継がれた佐藤養助商店の熟練の技。
品の良い艶を見ていると蘇る喉越し。
勿論、コシは言うことなし。
最近、ゴマダレにはまっている。
しつこくなく、さっぱりして品の良いタレ。
それでいて、しっかりゴマの風味。
美味しかった。
会計を済まし、切れ端の入った大きな袋を買った。
500円ほどで、ずっしり。
得した気分。
店の人に気になっていた事を聞いた。
「あの、向かいに店を出したのですか?」
「はい、カウンターに座っていただき、
揚げたての天婦羅と稲庭うどんを出しています」
これは次回の楽しみ。
さて、佐藤養助総本店からちょっと南へ走り、すぐ西へ向かう。
初めての道だが、順調に国道13号へ出た。
そこは三関の南端。
13号を横手方面へ戻れば、すぐ到着。
<盛岡から秋田県三関までのドライブ 2へ続く>