Cute - Hefti Plays Hefti, feat. Devyn Rush
<音楽が流れます、音量に注意>
盛岡から出かけ、葛巻で、「クラフト市」を見て袖山高原でランチ。
長くなってしまった寄り道。
目的地は、まだ先の軽米町。
九戸村を通ると伊保内のレトロな街並み。
「歩いてみたい」思いを振り切り、踏み続けたアクセル。
軽米に着いたら、
町に詳しい人に連絡し、見所、食べ処を聞くつもりだった。
ところが陽は傾き、そう時間もない。
スマホをしまい、まち中をひと回りしたら川沿いに出た。
どこかで、ひと息入れよう。
Uターンしようか?
おや、お洒落な建物の「ヤマダ菓子店」
駐車場に停め、中を覗くとテーブルも見える。
どうやらカフェもありそうだ。
中に入り、コーヒーとケーキは何にしよう?
「お~」
小さく叫んでしまった。
了解をとりカメラを構えると店の方が、
「いつでも作っているわけじゃないのです」
「運が良かったんですね!」
と答えた。
ますます愛しい、たぬきさん。
なんとも可愛らしい「たぬきケーキ」
しっかりとした眼差しで、こっちを見る。
皿にのって、こちらを見る。
「おい、おいらを食べるのか?」
「はい、いただきます・・・」
「ホントに食べるのか」
「・・・ はい」
いやはや、覚悟のいるケーキだなあ~
店の方に「これは、食べるのに勇気がいります」
と言ったら、いい年の男を見て笑う。
真正面から見れない。
薄眼で、フォークで二つに割り、急いで口の中へ。
しつこくないバタークリーム。
スポンジは、二層になっていてチョコレートも美味しいなあ~
たぬきケーキは、岩泉町の「志たあめや」さんとの出会い以来。
食べ終えれば、
ちょっとした興奮も収まり、コーヒーを飲みながら少しゆっくり。
元気をもらって店を後にした。
さて、町の図書館へ。
見たかったのは軽米町立図書館。
元々は昭和25年の建築で、旧軽米町の庁舎。
今も現役で使われていると聞いていた。
盛岡では木造の建物が、昭和の終わり頃から平成の始めにかけ、
凄い勢いで鉄筋コンクリートに改築された。
あちこち回ってみると、
明治、大正に建築されたもの方が多く残っている気がする。
色々理由はあるだろうが、なかなか戦前の建物に出会えない。
中も見たかったが時間も遅くなった。
でも、外観だけでも木の階段の鳴る音が聞こえてきそうだ。
もっと早く来て、まちを散策し「さば焼き」を食べてみたかった。
楽しそうな路地があちこちに。
最近は趣味を聞かれると「まち歩き」と答える。
見知らぬ古い街を歩きたい。
再訪の楽しみを思いながら帰途に。
※可愛らしいケーキは毎日作っていません、あしからず。