Mal Waldron – Catwalk
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4月に入っても北国は、三寒四温
でも日中は暖かい。
陽射しに誘われ、
国道4号線を北へ向かうことに。
街並みが途切れ雄大さを増す岩手山。
守り神のような圧倒的な質量。
玉山のまだ新しいバイパスを軽快に走る。
しだいに見慣れた山の姿が変わる。
岩手川口の街を右手に見てバイパスを行く。
旧道を通って寄り道するのが好きだが、諦める。
岩手町の手前で、
赤い線が目立つ「肉のふがね」さんが見えた。
広い駐車場へ。
店に入れば、ニコニコしてしまう。
買い物の後、少し走って車を停めた。
肉のふがねさんの「メンチカツプレス」
大好きなメンチカツを柔らかな白いパンが包み込む。
美味しい。
コンビニ珈琲でひと息。
目的地は更に北の一戸町。
気がつくと左手は、
ハンドルから離れて助手席の小さな袋を掴んだ。
実は「ソーセージドックプレス」も買った。
袋から見えるプレスの跡。
「肉のふがね」の誘惑。(笑)
かぶりつく。
ぷりぷりのソーセージ。
一戸でランチの店を決めていた。
「まあいいか、まだ食べられる。」
「ソーセージドックプレス」
さて、出発!
奥中山も寄り道したいが、突っ切る。
峠を越え、緩く下りながら北へ。
平地は縦に細くなり、山が迫る。
列車を見ながら走ると嬉しくなる。
しばらく走り、
少し肩が重くなりだした辺りで、
街が見えた。
もう直ぐ一戸駅。
記憶と違い、
今日は街の輪郭がはっきりして見える。
思えば、2度来たが、
小雨だったり、
冬が迫った頃で鉛色の空だったり。
一戸は、東西の山が近く、
狭い盆地を急カーブする川に沿って街並みも
窮屈そうに曲がる。
裏から見ると川の断崖に、
脚を突っ張って建ち並ぶ家々。
それでも人々はここで暮らしたかった訳だ。
どんな魅力があったのか?
知らない街で、繁栄の跡を探すのも楽しい。
車を降りた。
街は、歩かないと分からない。
アパートのように並ぶ燕の巣。
競うように3つも。
路地の佇まいがいい感じ。
昭和の世界の入口があちこちに。
「どこから来たんだ?」
と聞かれているようだ。(笑)
古い看板には、
さっき見た燕の巣のように、
店がびっしり並んでいる。
やはり、ちょっと警戒されているかな?
あっちに行ったり、こっちを歩いたり。
さて、
そろそろ一守書店さんに行かねば。
<次回へ続きます>